-
ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
-
-
1961年の半ばごろ,パシュコフスキー兄弟はポーランドの責任ある兄弟たちに会い,ソ連の兄弟たちの間に分裂が生じていることを説明しました。兄弟は,ズヤテク兄弟が支持されていることを示す手紙を,ブルックリン本部のネイサン・H・ノアに書いてもらえないか尋ねました。パシュコフスキー兄弟は後に,ソ連のエホバの証人にあてた1962年5月18日付の手紙を受け取りました。その手紙にはこう書かれていました。「私の手元に時折届く連絡によると,ソ連の兄弟たちはエホバ神の忠実な僕であり続けたいという強い願いを保っておられます。しかし皆さんの中には,兄弟たちとの一致を保つ面で問題を抱えている人もいるようです。これは,貧弱な通信手段,およびエホバ神に反対する一部の人々が故意に広めている偽りの情報のためと思われます。ですから私は,パブロ・ズヤテク兄弟,およびズヤテク兄弟と共に働く兄弟たちが,ソ連で責任を担うクリスチャン監督として協会の承認を得ていることを皆さんにお伝えするため,ペンを執りました。妥協することも,極端な見方をすることも避けなければなりません。私たちは健全な思いを持ち,道理をわきまえ,融通を利かせながらも,神の原則に堅く付かなければならないのです」。
-
-
ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
-
-
[196ページの図版]
ネイサン・H・ノアがソ連の兄弟たちにあてて書いた,1962年5月18日付の手紙
-