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パンデミック前に完了した建設プロジェクト寄付はどのように使われているか
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メキシコのトホラバル語遠隔翻訳事務所(RTO)。長年トホラバル語の翻訳チームはメキシコ市の近くにある中央アメリカ支部で奉仕していました。でも,トホラバル語が主に話されているのは,支部から1000キロも離れたアルタミラノとラス・マルガリータスです。それで翻訳者たちは現地で実際に使われている言葉に触れる機会が限られていました。トホラバル語の翻訳や録音を手伝える兄弟姉妹を支部の近くで見つけるのも大変でした。
RTOの整地作業をしている兄弟姉妹
統治体の執筆委員会は,翻訳チームをトホラバル語が話されている地域に移す計画を立てました。このため支部は建物を購入して改装することにしました。建物を建てたり借りたりするよりも安く済むからです。
この移転はどんな良い結果になったでしょうか。1人の翻訳者はこう言います。「支部で翻訳者として奉仕してきたこの10年間,トホラバル語を話す家族に近場で一度も会ったことがありませんでした。でも今では,トホラバル語がまさに話されている地域で翻訳することができています。毎日生きたトホラバル語に接しているので表現力が豊かになり,翻訳の質が上がりました」。
トホラバル語のRTO。改装前と改装後。
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パンデミック前に完了した建設プロジェクト寄付はどのように使われているか
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トホラバル語のRTOの建設に関する話の中で,中央アメリカ支部の支部委員ラサロ・ゴンサレス兄弟はこう語っています。「私たちの支部の管轄区域では資金が限られています。世界中の兄弟たちのサポートがなければ,遠隔翻訳事務所は建設できなかったと思います。資金面の援助があるおかげで,翻訳する言語が話されている地域で翻訳作業を行えるようになっています。世界中の兄弟たちの惜しみないサポートに心から感謝しています」。
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