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『収穫を待って白く色づいている』畑ものみの塔 2007 | 4月15日
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母語で音信を聞く
リオアチャに住むワユ族の大多数は,母語のワユ語に加え,スペイン語も幾らか話せます。当初,王国の音信を宣べ伝える点で成果は限られていました。ワユ族の人たちは,自分たちの部族以外の人をアリフナと呼び,遠ざけているように見えました。エホバの証人が訪ねると,ほとんどの人はスペイン語ではなくワユ語で応対し,証人たちはやむなく別の家に向かいました。
しかし,1994年の終わりには,エホバの証人の支部事務所から割り当てられた特別開拓者たちがリオアチャ会衆で奉仕していました。それは聖書教育に全時間携わる人たちです。特別開拓者たちは,ワユ族のある証人にワユ語を教えてもらい,簡単な証言を暗記して区域に向かいました。すると,すぐさま人々の反応が変わりました。片言のワユ語なのに,家の人は感心して進んで耳を傾けてくれたのです。時には,家の人も慣れないスペイン語で応じ,会話が弾むこともありました。
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『収穫を待って白く色づいている』畑ものみの塔 2007 | 4月15日
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ワユ語の霊的食物
1998年,「地上での生活を永遠に楽しんでください」a の冊子がワユ語で発行されました。この冊子は,ワユ語を話す人々という畑を耕し,家庭聖書研究を司会するための貴重な道具となりました。2003年,エホバの証人の出版物をワユ語に翻訳するための訓練が,兄弟たち数名に施されました。リオアチャに住む翻訳者たちの勤勉な働きによって,さらに多くの冊子が入手できるようになり,ワユ語を話す人々の霊的成長の助けとなっています。
2001年以降,地域大会でプログラムの一部がワユ語に通訳されています。聖書を学んでいる人たちは母語でプログラムを聞くと霊的に鼓舞されます。ワユ語の聖書劇を見ることができる日も心待ちにしています。
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