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悪名高い娼婦を裁く啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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早くも,1918年12月18日,今日アメリカ・キリスト教会全国協議会として知られる団体は,一部次のように述べる宣言を採択しました。「このような連盟は単なる政治的方便ではなく,むしろ地上における神の王国の政治的表現である。……教会は善意の精神を付与することができ,それなくしてはいかなる国際連盟も存続し得ない。……国際連盟は福音に根ざしており,福音と同じく,『地に平和,人々に善意』を目的としている」。
18 キリスト教世界の僧職者は国際連盟を支持する態度をどのように示しましたか。
18 1919年1月2日,サンフランシスコ・クロニクル紙は,「法王はウィルソンの提唱する国際連盟を採択するよう嘆願する」という見出しを第一面に掲げました。1919年10月16日,主要な教派の僧職者1万4,450人の署名を付した嘆願書が米上院に提出され,同上院は「国際連盟規約を具体化したパリ平和条約を批准するよう」促されました。米上院はその条約を批准しませんでしたが,キリスト教世界の僧職者は連盟を支持する運動を続けました。さて,連盟はどのようにして発足しましたか。1920年11月15日付,スイス至急報はこう伝えています。「今朝,11時,ジュネーブのすべての教会の鐘が鳴り響く中で,国際連盟の第1回会議の開会が宣せられた」。
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[244ページの囲み記事]
「冒とく的な名」
第一次世界大戦後,二本の角のある野獣が国際連盟を提唱した時,その野獣の宗教上の多くの情婦たちは直ちにその行動に対する宗教上の是認を表わそうとしました。その結果,この新しい平和機構は『冒とく的な名で満ちる』ようになりました。
「キリスト教は[諸国家の]連盟の背後で善意を,原動力を供給することができ,したがって紙片にすぎないその協定書を神の王国の一手段に変えることができる」― 1919年6月19日号,クリスチャン・センチュリー誌,米国,15ページ。
「国際連盟の構想は,善意という一つの世界秩序としての神の王国という構想を国際的な関係に敷えんしたものである。……それは,すべてのクリスチャンが,『御国の来らんことを』と祈る際に願い求めているものである」― 1919年9月25日号,クリスチャン・センチュリー誌,米国,7ページ。
「国際連盟の絆はキリストの血である」― プロテスタント牧師フランク・クレーン博士,米国。
「[組合教会全国]協議会は,イエス・キリストの精神を諸国家の事柄に実際的な仕方で一層広く適用するのに今日用い得る唯一の政治的な手段として[国際連盟]規約を支持する」― 1919年11月6日号,コングリゲーショナリスト・アンド・アドバンス誌,米国,642ページ。
「本会議は,[国際連盟という]理念を父なる神と神の地上の子らとの考えにより表現されたものとして是認し,大いに推進するよう,全メソジスト教徒に要請する」― ウェスレー系メソジスト教会,英国。
「この協約の願望,可能性,および決意を考えれば,イエス・キリストの教えの神髄である,神の国とその義が含まれていることが分かる。……それ以外の何ものでもない」― 1922年12月3日,ジュネーブにおける国際連盟総会の開会式のカンタベリー大主教の説教。
「我が国の国際連盟協会は,何らかの人道主義的な伝道協会と同様の神聖な権利を有している。なぜなら,連盟は現在,諸国民の間で平和の君としてのキリストの支配を代行する最も有効な機関だからである」― 組合教会牧師ガービ博士,英国。
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