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  • あなたは神と同じように命を尊重していますか
    「自分を神の愛のうちに保ちなさい」
    • 3,4 聖書によれば,血の神聖さが最初に示されたのはいつですか。基盤となっているのはどんな原則ですか。

      3 命と血の密接な関係およびそれらの神聖さをエホバが初めて明らかになさったのは,カインがアベルを殺害した直後のことです。神はカインに,「聴け! あなたの兄弟の血がわたしに向かって地面から叫んでいる」と言われました。(創世記 4:10)エホバの観点からすると,アベルの血は,アベルの命を表わすものでした。それゆえ,残虐に殺されたアベルの血が復しゅうを求めて神に向かって叫んでいる,と言うことができたのです。―ヘブライ 12:24。

      4 ノアの大洪水の後,神は人間に動物の肉を食べる許可を与えましたが,血を食べることはお許しになりませんでした。こう述べておられます。「ただし,その魂つまりその血を伴う肉を食べてはならない。さらにわたしは,あなた方の魂の血の返済を求める」。(創世記 9:4,5)この命令は,現代に至るノアの子孫すべてに当てはまります。そして,カインに対する神の言葉にすでに含まれていた事柄を再確認するものです。あらゆる生き物の血は魂つまり命を表わす,ということです。さらにこの布告により,命の源エホバが命と血を軽視する人すべてに言い開きを要求なさる,という点も確証されました。―詩編 36:9。

      5,6 モーセの律法は,血が神聖かつ貴重なものであることをどのように示していましたか。(「動物の命を大切にする」という囲みもご覧ください。)

      5 これら二つの基本的な真理はモーセの律法にも反映されています。レビ記 17章10,11節にこうあります。「いかなるものであれ血を食べる者がいれば,わたしは必ず自分の顔を,血を食べているその魂に敵して向け,その者を民の中からまさに断つであろう。肉の魂は血にあるからであり,わたしは,あなた方が自分の魂のために贖罪を行なうようにとそれを祭壇の上に置いたのである。血が,その内にある魂によって贖罪を行なうからである」。a ― 「血が有する贖罪の力」という囲みをご覧ください。

      血が有する贖罪の力

      神の言葉の中では,血は命に相当するものとみなされています。それゆえ古代イスラエルでは,悔い改めた罪人は,エホバのおきてを破ったゆえの有罪宣告を受けることのないよう神の祭壇に動物の犠牲をささげることがありました。(レビ記 4:27-31)その犠牲は,暫定的にではありましたが,罪を贖いました。

      聖書中で用いられる場合,「贖罪」という語が示しているのは,「引き換える」もしくは「覆う」(適切な蓋が容器の口をぴったり覆うのと同じように)ということです。もちろん,どんな動物をもってしても人間の罪を完全に“覆う”,つまり贖うことは不可能です。とはいえ,動物の犠牲は,将来の完全な贖罪の犠牲の影となりました。―ヘブライ 10:1,4。

      その贖罪は,「イエス・キリストの体がただ一度かぎりささげられたことによって」備えられました。(ヘブライ 10:10)「きずも汚点もない子羊の血のような貴重な血」によって表わされる,人間としてのキリストの完全な命は,アダムが失った命に厳密に対応していました。(ペテロ第一 1:19)このように,愛に基づく極めて見事な仕方で,公正の要求が満たされ,わたしたちの「永遠の救出」が可能になりました。―ヘブライ 9:11,12。ヨハネ 3:16。啓示 7:14。

      6 屠殺された動物の血は,祭壇で用いない場合には,地面に注ぎ出さなければなりませんでした。そうすることにより,象徴的に言って,命は元々の所有者である方のもとに戻されたのです。(申命記 12:16。エゼキエル 18:4)とはいえイスラエル人は,極端に走って動物の体に血が一滴も残らないようにする必要はありませんでした。適切に屠殺されて血抜きされているなら,イスラエル人は汚れのない良心を抱いてそれを食べることができました。命の与え主に対してしかるべき敬意が払われていたからです。

      7 ダビデは,血の神聖さに対する敬意をどのように示しましたか。

      7 「[神]の心にかなう人」ダビデは,血に関する神の律法の背後にある原則を理解していました。(使徒 13:22)ダビデが激しいのどの渇きを覚えていた時,3人の部下が敵の陣営に無理に突入し,水溜めから水をくんで,ダビデのところに持って来ました。ダビデはどうしましたか。「自分の魂をかけて行った人々の血をわたしは飲めるでしょうか」と述べています。その水を,部下たちの命を表わす血も同然のものとみなしたのです。それで,のどが渇いていたにもかかわらず,「それをエホバに注ぎ出し」ました。―サムエル第二 23:15-17。

  • あなたは神と同じように命を尊重していますか
    「自分を神の愛のうちに保ちなさい」
    • a 「肉の魂は血にある」という神の言葉に関して,サイエンティフィック・アメリカン誌(英語)はこう述べています。「比喩的な意味はさておき,この言葉は文字どおりの意味で真実である。いずれの種類の血球も生命に必要なのである」。

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