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財産に対する見方を教えるイエス 道,真理,命
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神の王国を求めるのはどんな人たちですか。イエスは,それが比較的少数の忠実な人であることを明らかにし,彼らを「小さな群れ」と呼びます。後に,その人数が14万4000人であることも明らかになります。彼らには何が保証されていますか。イエスは,「天の父は,あなたたちに王国を与えることをよしとしました」と言います。これらの人たちは,地上で宝を蓄えることに心を奪われません。そうした宝は盗まれてしまう危険があります。むしろ彼らの心は,「決して尽きることのない宝」に向けられています。その宝は,彼らが将来キリストと共に支配を行う天にあるのです。(ルカ 12:32-34)
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忠実な管理人は用意をしていなければならないイエス 道,真理,命
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イエスは天の王国に入るのは「小さな群れ」だけであると説明しました。(ルカ 12:32)この素晴らしい報いを決して軽く見るべきではありません。この報いを得る見込みを持つ人にとって,正しい態度がとても大切であることをイエスは強調します。
それでイエスは弟子たちに,自分が帰って来る時のために用意をしているよう,次のように忠告します。「身支度を整え,ランプをともしていなさい。主人が披露宴から帰って来て戸をたたく時にすぐ開けられるように待っている奴隷たちのようでありなさい。主人が来た時,見張っているところを見られるその奴隷たちは幸せです!」(ルカ 12:35-37)
弟子たちは,イエスがどんな態度を教えようとしているのかすぐに理解します。例えの使用人は用意をして主人が帰って来るのを待っています。イエスはこう説明します。「主人が第2夜警時[午後9時ごろから真夜中]に,あるいは第3夜警時[真夜中から午前3時ごろ]に来たとしても,用意ができているところを見られるなら,幸せです!」(ルカ 12:38)
この忠告には,勤勉な使用人となることや,よく働くことを勧める以上の重みがあります。なぜなら例えでは,どのように人の子イエスが来るかが示されているからです。イエスは弟子たちにこう話します。「あなたたちも用意をしていなさい。思ってもいない時刻に人の子は来るからです」。(ルカ 12:40)将来のある時点で,イエスは帰って来ます。それで,自分の弟子たち,特に「小さな群れ」には用意をしていてほしいと願っています。
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