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世界最大級の港で宣べ伝える業に挑むものみの塔 1992 | 4月15日
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アフリカから来た船に乗っていた一人の船員は,自分の国のエホバの証人が欲しがっている書籍のリストを持っていました。それ以来,この船員が国へ帰るたびに,スーツケースは書籍で一杯でした。アフリカの別の国から来た船員は,彼と研究していた開拓者が「あなたの家族生活を幸福なものにする」の本をたった3冊しか提供できなかったので,非常にがっかりしました。その船員は,「これでは,全然足りません!」と叫び,どうしようもないという様子で両手を上に挙げました。「故国の兄弟たちは1,000冊必要なんです」。開拓者たちは当人の身の安全を考え,一度に20冊だけ持って帰るよう説得しました。
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世界最大級の港で宣べ伝える業に挑むものみの塔 1992 | 4月15日
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船から船の伝道 ― 女性の見方
「最初は,ピーターに付いて行くのをためらっていたんです」と,開拓者たちの中でただ一人の女性,カリンは当時を振り返って言います。「理由ですか。船乗りはたいてい荒っぽくてお酒ばかり飲んでいると聞いていたからです。でも,大半の人は礼儀正しいということが分かりました。私たちが夫婦だと分かると,しばしば自分の奥さんや子供の写真を出してきて,家族についておしゃべりを始めます。そのようにして,『あなたの家族生活を幸福なものにする』の本をたくさん配布しました」。
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