-
ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
-
-
1965年には,二人の宣教者,ジュリアン・アキとメルビン・アーユーがその地でミケルセン夫妻に加わりました。この熱意にあふれた兄弟たちは,ほんの数か月間で,簡単な証言ができるまでにマーシャル語を学び,その上,A字形をした宣教者の家も建ててしまいました。
-
-
ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
-
-
1966奉仕年度が始まるに当たり,アキとアーユーは自分たちの区域をもっとよく知ったほうがよいと考え,マーシャル諸島の中でも遠く離れた環礁に停泊する,鉄製の貨物船に乗船の予約をしました。
-
-
ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
-
-
マーシャル諸島の諸教会は,非常に珍しい信仰を抱いています。ある日のこと,プロテスタントの執事ウィリアム・マディソンが,ジュリアン・アキを試してこう尋ねました。「パウロはフィリピ人への手紙の中で,『天にあるもの,地にあるもの,地の下にあるもののすべてのひざがキリストにかがむ』と記していますね。私が聞きたいのは,『地の下にあるものとはだれか』,ということです」。(フィリ 2:10)アキ兄弟が,それは復活を受ける死者たちであると説明すると,ウィリアムは大喜びしました。この人は,「地の下にある」ものとはリ・メナヌイ,つまり“小さな人々”のことで,マーシャル諸島の言い伝えによれば,真夜中にだけ地上に出てくる人々である,という自分の教会の教えにずっと悩まされていたのです。
ウィリアムはすぐに自分の家族がアキ兄弟と聖書を学ぶよう取り決め,1966年には,妻のアルミーナと共にバプテスマを受けました。ウィリアムは1983年から長老として仕え,アルミーナは28年間,ミクロネシアではほかのだれよりも長く正規開拓者として奉仕しています。
-
-
ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
-
-
ウィリアムやサイラスのような地元の兄弟たちが責任を担ってくれるようになったので,ジュリアン・アキと,新しく来た宣教者ドナルド・バージェスは,マーシャル諸島西部の小さな環礁,イービーに移ることができました。
-