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進行する砂漠 ― 本当にバラのように花を咲かせるだろうか目ざめよ! 1986 | 3月22日
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1985年1月20日付のアトランタ・ジャーナル・アンド・コンスティテューション紙はこう述べています。「砂漠の拡大は,モーリタニアを含む幾つかの国の存在そのものを脅かしている。モーリタニアの政府当局者は,サハラ砂漠が年間4マイル(6㌔)の割合で南へ動いていると伝えている。モーリタニアの人々は同国で樹木の茂っていた地域にライオンが住んでいたころの話をするが,同じ地域が今では枯れ木と,風に舞う砂の荒涼とした景色以外の何物でもなくなっている」。
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進行する砂漠 ― 本当にバラのように花を咲かせるだろうか目ざめよ! 1986 | 3月22日
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増加する人々に食糧を供給するために土地を耕し,家を建て,木材をまきにするために,目に入る木という木は伐採されます。アフリカの国,モーリタニアの自然保護局長は,「今や,森林も炭も不足しているというのに,人々はそれでも伐採を続けている。アラーが雨や木を備えてくれると考えているのだ」と語っています。家畜は,生き残るために,食べられる草は食べつくしてしまいます。その結果,むき出しになった土地は太陽に容赦なく焼かれて石のように固くなり,植物の生長に必要な微生物は死んでしまいます。植物が減少すれば,砂漠が増えます。
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