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神は人類を救うために事を進めてこられたものみの塔 2013 | 10月1日
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神は忠実なアブラハムに,ご自分の予告した「胤」はアブラハムの子孫から出る,と約束なさいました。その者によって「すべての国の民」が祝福を受けるのです。(創世記 22:18)アブラハムの孫ヤコブは後にエジプトへ移住し,そこでヤコブの一族が増えて古代イスラエル国民となりました。
エジプトでは後に,圧制的なファラオがイスラエル人を奴隷にしました。神は預言者モーセを立ち上がらせて,イスラエル国民をエジプトから導き出させ,奇跡により紅海の水を二つに分けてその間を通って行かせました。その後,イスラエルに,彼らを指導し保護するために十戒をはじめとする律法をお与えになりました。その律法には,罪の許しのための捧げ物に関する規定がありました。モーセは神の霊感によってイスラエルに,神がもう一人の預言者を遣わされるであろう,と告げました。その預言者こそが約束の「胤」なのです。
それから400年余り後に,神はダビデ王に,来たるべき者すなわちエデンで予告された「胤」が,永久に存続する王国を治める,と約束なさいました。その者が,人類を救って地にパラダイスを回復するために神によって任命された救い主,つまりメシアなのです。
神は,ダビデや他の預言者たちを通して漸進的に,メシアについて明らかにされました。メシアが謙遜かつ親切で,その支配により飢えも不公正も戦争もなくなる,と予告なさいました。すべての人が互いに,また動物たちとさえ平和な関係を享受します。神の当初の目的にはなかった,病気や苦しみや死はすべてなくなり,死んだ人々が地上に生き返ってきます。
神は預言者ミカを通して,メシアがベツレヘムで生まれること,また預言者ダニエルを通して,メシアが後に殺されることを予告なさいました。しかし神はメシアを,生き返らせて天で王として任命されます。ダニエルが予見したところによると,最後にはメシアの王国が他のすべての政府に取って替わり,永久に存続します。
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「わたしたちはメシアを見つけた」!ものみの塔 2013 | 10月1日
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ミカ書にメシアに関する預言が記されてから7世紀ほどたって,その預言が成就しました。イエスがベツレヘムで生まれたのです。それから約30年後の西暦29年,メシアの到来に関するダニエルの預言の最初の部分が成就しました。イエスがバプテスマを受けて神から聖霊で油そそがれ,待望のメシアすなわち胤が,まさに定めの時に登場したのです。
イエスは直ちに宣教奉仕を開始し,「神の王国の良いたよりを……宣明され」ました。(ルカ 8:1)預言されていたとおり,親切な穏やかな人で,他の人たちに純粋な関心を払いました。イエスの教えは実生活に役立つ愛情深いもので,イエスは人々の「あらゆる病」を治し,神が共におられることを示しました。(マタイ 4:23)いろいろな年齢層の人が大勢イエスのもとに来て,「わたしたちはメシアを見つけた」と確信しました。―ヨハネ 1:41。
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