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神は『大いなることを行なわれる方』です ― わたしはそれを知りましたものみの塔 2010 | 12月1日
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北部での大会
1969年までにわたしたちの業はミャンマー北部のミッチーナーで急速に進展していたので,わたしたちは大会をこの都市で開くことにしました。しかし,最大の問題は,南部の証人たちが全員出席できるようにするための交通手段をどのようにして確保するか,ということでした。それで,よく祈ってから,ミャンマー鉄道に客車6両分の予約を申請しました。すると,それが受理され,わたしたちは大変驚きました。
やがて,大会のための準備がすべて整いました。出席者たちが到着する予定の日の正午ごろ,わたしたちは駅に行き,午後2時半に着く列車を待っていたところ,駅長から1通の電報を手渡されました。それには,「ものみの塔協会の6両を切り離した」とありました。余分の車両を引いていると列車が坂を登れない,というのです。
どうしたらよいでしょうか。まず思いついたのは,大会の日程を変更することでしたが,そうしようとすれば,一連の許可を申請し直さなければならず,受理されるまでに何週間もかかってしまいます。わたしたちがエホバに熱烈に祈っていたちょうどその時,列車が駅に入ってきました。わたしたちは目を疑いました。6両の客車すべてが証人たちでいっぱいだったのです。みんな,笑顔で手を振っています。いったい何が起きたのか尋ねると,一人がこう説明してくれました。「確かに6両が切り離されたのですが,わたしたちの乗った6両ではなかったのです」。
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神は『大いなることを行なわれる方』です ― わたしはそれを知りましたものみの塔 2010 | 12月1日
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[28ページの図版]
1970年代の終わりごろ,ビルマのカレーミョでの大会に出席するために旅行しているところ
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