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研究5 ― ヘブライ語聖書の本文『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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25 これまでに,どんなヘブライ語本文が検討されましたか。その研究はわたしたちに何を保証するものとなっていますか。
25 これで,ヘブライ語聖書の主要な伝承系統が検討されました。それらの系統は主に,サマリア五書,アラム語タルグム,ギリシャ語セプトゥアギンタ訳,ティベリア系ヘブライ語本文,パレスチナ系ヘブライ語本文,バビロニア系ヘブライ語本文,および死海写本のヘブライ語本文です。これらの本文を比較研究した結果,確かにヘブライ語聖書は,事実上,霊感を受けた神の僕たちが最初に記録した形のままで,今日のわたしたちのもとに伝わってきたと言うことができます。
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研究5 ― ヘブライ語聖書の本文『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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28 キッテルの「ビブリア・ヘブライカ」の第7,第8および第9版(1951-1955年)が,英文新世界訳のヘブライ語部分のために用いる底本となりました。ヘブライ語本文の新版,すなわち,1977年に出された「ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア」は,1984年に出版された新世界訳(英文)の脚注に収められている情報を最新のものにするために用いられました。
29 神のみ名を復元させる点で,「ビブリア・ヘブライカ」のどんな特色がとりわけ貴重ですか。
29 キッテルはキリスト教時代以前の書士たちが本文を変えた多くの改変箇所を注記している欄外のマソラを紹介しており,それはエホバという神のみ名の復元をも含め,新世界訳の正確な翻訳に役立ちました。聖書学の分野の絶えず増し加わる知識は,新世界訳を通して引き続き利用できるようになっています。
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