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「新世界訳」は正確ですかエホバの証人についてのよくある質問
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「新世界訳」に対する,エホバの証人ではない学者たちの好意的な論評
「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」に関して,著名な聖書翻訳者で聖書学者のエドガー・J・グッドスピードは,1950年12月8日付の手紙の中でこう書いています。「私は皆様の宣教の業およびその世界的な規模に関心を抱いています。そして,この自由で率直な,力強い翻訳に非常に満足を覚えております。膨大な量の慎重で徹底した研究がこの翻訳に表われていることを私は証言できます」。
エドガー・J・グッドスピード
シカゴ大学のアレン・ウィクグラン教授は「新世界訳」を,他の翻訳に由来せず,多くの箇所で「独自の解釈ならではの価値」を持つ現代語訳の例として引き合いに出しています。―「注釈者の聖書」(英語),第1巻,99ページ。
英国の聖書批評家アレグザンダー・トムソンは,「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」についてこう述べました。「明らかにこの翻訳は,熟練した有能な学者たちの手によるものである。彼らは,可能な限りの英語表現を駆使してギリシャ語本文の真の意味をできるだけ正確に伝えようとしてきた」。―ディファレンシエーター誌(英語),1952年4月号,52ページ。
著述家チャールズ・フランシス・ポッターは,訳の数か所に違和感を覚えるとしながらも,次のように述べています。「確かにそれら匿名の翻訳者たちは,ギリシャ語とヘブライ語両方における最良の聖書写本を用い,学術的能力と洞察力をもって訳してきた」。―「人は信仰によって生きる」(英語),300ページ。
ロバート・M・マッコイは,「新世界訳」に独特な点と秀逸さの両方があるとしつつ,自らの感想をこう結んでいます。「この新約聖書の翻訳は,聖書翻訳に伴う数多くの問題に聡明に対処できるだけの資格を備えた[エホバの証人の]学者たちの働きを証ししている」。―アンドーバー・ニュートン・クォータリー誌(英語),1963年1月号,31ページ。
S・マクレーン・ギルモア教授は,「新世界訳」の幾つかの訳に同意していませんが,翻訳者たちが「ギリシャ語に対する並外れた能力を備えていた」ことは認めています。―アンドーバー・ニュートン・クォータリー誌,1966年9月号,26ページ。
トマス・N・ウィンター准教授は,「ギリシャ語聖書 王国行間逐語訳」(英語)に載せられている「新世界訳」について,感想をこう記しています。「匿名の委員会による翻訳は全く現代的であり,終始一貫正確である」。―クラシカル・ジャーナル誌(英語),1974年4-5月号,376ページ。
イスラエルのヘブライ語学者ベンジャミン・ケダル・コプシュタイン教授は,1989年にこう述べました。「ヘブライ語の聖書と翻訳に関連する言語学的研究に際し,私は『新世界訳』として知られる英訳聖書をしばしば参照しています。そうする度に,この訳は本文のできる限り正確な理解を得ようとする誠実な努力を反映しているという私の考えは繰り返し確証されています」。
宗教学の准教授ジェイスン・デービッド・ベドゥーンは,主な9つの英訳聖書を分析した結果に基づいて,「『新世界訳』は,比較した聖書翻訳の中では,最も正確であった」と書いています。また,一般の人々や多くの聖書学者が「新世界訳」に見られる相違点を翻訳者たちの宗教的に偏った見方によるものと思い込んでいるのに対し,ベドゥーン氏はこう述べています。「相違点が見られるのは,ほとんどの場合,『新世界訳』が新約聖書筆者の元々の表現について逐語的に厳正かつ保守的に訳していて,ずっと正確だからである」。―「翻訳の真実」(英語),163,165ページ。
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「新世界訳」は正確ですかエホバの証人についてのよくある質問
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a 2013年改訂版(英語)ではなく,それ以前の版。
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