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エホバの証人 ― 1991 年鑑の報告1991 エホバの証人の年鑑
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ナイジェリア
1990年1月20日に,ナイジェリアの新しい支部施設が4,209人の聴衆を前に献堂されたとき,29か国の代表者がそこに出席していました。その翌日,ナイジェリアの三つの都市で開かれた特別集会には6万人を超える出席者が見られました。
新しいベテル・ホームと支部事務所は,ラゴスから約360㌔離れたイギードゥマという村に近い片田舎にあります。57㌶の用地が購入されたのは1983年のことです。地所から樹木や灌木を取り払う必要がありましたが,そこにとどまっていたレイヨウが宿を見いだせるだけの草木は残され,幾百本もの果樹と7,000本に上るパイナップルの木が植えられました。ある日,建設が初期の段階にあったころ,一人の森林係官が現場に来て,なぜ樹木を伐採しているのかと建設の監督に尋ねました。しかし,その理由を聞いて,開発計画の説明を受け,自発的な援助と寄付された資材に頼って建築が行なわれている様子を目にすると,係官は大そう感心し,帰り際に,「寄付箱はどこですか」と尋ねました。そして寄付をすると,木の伐採や許可の件についてはそれ以上何も言いませんでした。
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エホバの証人 ― 1991 年鑑の報告1991 エホバの証人の年鑑
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[30ページの図版]
ナイジェリア支部の建物群は1990年1月20日に献堂された。4棟から成る宿舎は400人以上を収容できる
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