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大会 ― わたしたちの兄弟関係の証拠エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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数年後の1970年から1971年にかけて,外国の証人たちはアフリカの国際大会で兄弟たちと交わることができました。そうした大会の中で最大のものはナイジェリアのラゴスでの大会でした。そこではすべての施設を全く新たに造らなければなりませんでした。強い日差しから出席者を保護するため,座席の区画,宿舎,食堂,他の部門などを含む,竹造りの町が建設されました。そのために必要な10万本の竹ざおと3万6,000枚の大きな葦のむしろは,すべて兄弟姉妹たちが準備しました。プログラムは17の言語で同時に行なわれました。出席者数は12万1,128人に達し,3,775人の新しい証人たちがバプテスマを受けました。多くの部族の人たちが出席し,その中にはかつて戦い合っていた人々も少なくありませんでした。しかし,そうした人々が今では真のクリスチャンの兄弟関係のきずなで結ばれているのですから,その様子を目にするのは本当に大きな喜びでした。
その大会後,外国からの代表者たちの中には,最近の内戦で特に深刻な影響を受けた地域を見るため,バスでイボランドへ向かった人たちがいました。訪問先のどの町でも,訪問者たちは地元の証人たちに歓迎されて抱き締められ,大評判になり,その様子を見ようとして人々が通りに殺到しました。そのようにして黒人と白人の間で愛と一致が表わされるのを,人々は一度も見たことがなかったのです。
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大会 ― わたしたちの兄弟関係の証拠エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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[279ページの図版]
この時のために建設された竹造りの町で,17の言語グループのための大会プログラムが同時に提供された(ナイジェリアのラゴス,1970年)
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