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神のイスラエルに証印を押す啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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証印を押されるのは何人ですか
10 (イ)どんな聖句は,証印を押される者たちの数が限定されていることを示唆していますか。(ロ)証印を押される者たちの人数は全部で何人ですか。それらの人たちはどのように列挙されていますか。
10 イエスは証印を受ける見込みのある人たちに向かって,「恐れることはありません,小さな群れよ。あなた方の父は,あなた方に王国を与えることをよしとされたからです」と言われました。(ルカ 12:32)啓示 6章11節やローマ 11章25節などの他の聖句は,この小さな群れの人数がまさしく限定されており,実際には予定されていることを示唆しています。ヨハネの次の言葉はそのことを確証しています。「そしてわたしは,証印を押された者たちの数を聞いたが,それは十四万四千であり,イスラエルの子らのすべての部族の者たちが証印を押された。ユダの部族の中から一万二千人が証印を押され,ルベンの部族の中から一万二千人,ガドの部族の中から一万二千人,アシェルの部族の中から一万二千人,ナフタリの部族の中から一万二千人,マナセの部族の中から一万二千人,シメオンの部族の中から一万二千人,レビの部族の中から一万二千人,イッサカルの部族の中から一万二千人,ゼブルンの部族の中から一万二千人,ヨセフの部族の中から一万二千人,ベニヤミンの部族の中から一万二千人が証印を押された」― 啓示 7:4-8。
11 (イ)12部族のことが指摘されているのに,これはどうして文字通りの肉のイスラエルには当てはまらないのでしょうか。(ロ)啓示の書にはなぜ12部族の一覧表があるのでしょうか。(ハ)神のイスラエルにはどうして王もしくは祭司の職を独占する部族がないのでしょうか。
11 これは文字通りの肉のイスラエルを指しているのではないでしょうか。いいえ,そうではありません。啓示 7章4節から8節の一覧表は,通常の部族の一覧表とは異なっているからです。(民数記 1:17,47)ここの一覧表は明らかに,肉のユダヤ人を部族によって見分けるためではなく,霊的なイスラエルのための同様の組織的な構造を示すためのものです。このイスラエルは釣り合いが取れています。この新しい国民の成員は,12部族の各々から1万2,000人ずつ取られて,ちょうど14万4,000人になります。この神のイスラエルには,王もしくは祭司の職を独占する部族はありません。この国民は成員全員が王として支配し,また国民全員が祭司として奉仕することになっています。―ガラテア 6:16。啓示 20:4,6。
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神のイスラエルに証印を押す啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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14 エホバの証人は,14万4,000人が霊的なイスラエルを構成する成員の文字通りの人数であるという見方を一貫して固守してきましたが,何がこのことを示していますか。
14 興味深いことに,チャールズ・T・ラッセルは,この14万4,000人が霊的なイスラエルを構成する個々の成員の文字通りの人数であることを認めました。ラッセルは1904年に発行された,自著,「聖書研究」の第6巻,「新しい創造」(英文)と題する本の中で,こう書いています。「選びを受けた者[選ばれて,油そそがれた者たち]の定められた決まった人数は,啓示の書(7:4; 14:1)で何度か述べられているあの数,すなわち『人々の中から請け戻された』14万4,000人であることを信ずべき十分の理由がある」。1930年に聖書研究者が発行した「光」(英文)と題する本の第1巻では同様に,「こうして,キリストの体の14万4,000人の成員は,選択され,油そそがれた,もしくは証印を押された者として示されている集められた人々の中にいるのである」と記されています。エホバの証人は,文字通り14万4,000人の油そそがれたクリスチャンが霊的なイスラエルを構成しているという見方を一貫して固守してきました。
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