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    聖書に対する洞察,第1巻
    • エジプトの記録の中ではこの都市の名がユーヌと書かれていましたが,アッシリアとバビロニアの記録ではアーナもしくはウーヌと呼ばれています。このエジプト語の名称は「柱の都市」を意味すると考えられており,柱とは恐らくこの都市を有名なものにしていたオベリスク(ピラミッド状の柱頭を持つ,高い,先細の角柱)を指しているのでしょう。あるいはその名は,太陽神ラー(レー)の崇拝と結び付いた神聖な石(ベンベンと呼ばれた)と関係があるのかもしれません。ギリシャ人はこの都市をヘリオポリスと呼びましたが,その名は「太陽の都市」を意味しています。そこはエジプトの太陽崇拝のおもな中心地だったからです。

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    聖書に対する洞察,第1巻
    • 預言者エレミヤはネブカドネザルがエジプトをじゅうりんし,『エジプトの地にあるベト・シェメシュの柱を打ち砕く』ことを霊感によって予告しました。(エレ 43:10-13)ベト・シェメシュという名はギリシャ語のヘリオポリスという名にやや類似していて,「太陽の家」を意味しています。したがって,ここで言われているのは恐らくオンの都のことで,打ち砕かれることになっていた「柱」とは太陽の神殿の周囲にあった多数のオベリスクを指したものであることが十分考えられます。

      エゼキエルの預言にも同様の警告が含まれています。(エゼ 30:10,17)その箇所では,この名称に付されたヘブライ語の母音符号が創世記のものと異なっているため,その名称は文字通りにはアベン(ヘ語,アーウェン)となります。アベンが「有害なこと; 有害なもの」を意味していることと,オンは偶像礼拝の中心地であったことから,母音符号のこの変更は言葉のしゃれとして行なわれたのではないかと言う学者たちもいます。

      このことはイザヤ 19章18節についても言えるかもしれません。マソラ本文はその箇所で,『エジプトの地でカナンの言語を話し,エホバに誓いを立てる五つの都市』の一つを指して「“打ち壊しの都市”」[ヘ語,イール ハヘレス(‛Ir ha-He'res)]と呼んでいます。イザヤ書の死海写本では,「太陽の都市」という意味のイール ハヘレス(‛Ir ha-Che'res)になっており,したがってオン(ヘリオポリス)を指し示しています。偶像礼拝にふけるオンの都市を滅ぼすというエホバの意向からすれば,この場合にもヘレス(He'res,「打ち壊し」)がヘレス(Che'res,シェメシュほど一般的ではないが,「太陽」を意味するもう一つのヘブライ語)に置き換えられた,言葉の上の意図的なしゃれが込められているのかもしれません。アラム語のタルグムではこの節のこの部分が,「滅ぼされるものである,太陽の家(の都市)」と意訳されています。

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