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パラグアイ1998 エホバの証人の年鑑
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自分たちの集会場所を建てる
このころまでに,アスンシオンの兄弟たちは,王国会館を建設し,献堂していました。これはパラグアイでエホバの証人が所有する初めての王国会館でした。煉瓦とセメントで建てられた立派な建物で,200人以上が座れる部屋がありました。男性も女性も子供たちも,穴を掘ったり,コンクリートをこねたり,煉瓦を磨いたり,ペンキを塗ったり,掃除をしたりする作業に一緒に加わったことは,地域社会の人たちに対して何とよい証言になったことでしょう。これらエホバの証人が勤勉に働く人たちであることは見ていた人たちにとって明らかでした。
国の南部の田舎の地域にあるバカウでは,まだ会衆になっていない,エホバの証人の小さな群れがありましたが,あまりにも大勢が集会に出席するため,自分たちにも王国会館が必要だという結論になりました。しかし,彼らにはお金がありませんでした。どうすればよいのでしょうか。彼らは森林伐採の経営者と約束をして,グループで,ある土地を切り払うのと引き換えに,建設資材とお金を手に入れました。会館が完成すると,かなり遠くに住んでいた関心を持つ四つの家族が,集会を逃さないため,自分の農場を売り払って王国会館の近くに引っ越してきました。
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パラグアイ1998 エホバの証人の年鑑
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しかし1962年に,当時ものみの塔協会の会長だったネイサン・ノアは,王国会館も含めた支部兼宣教者の家を建てるため,市内のもっと良い場所に地所を購入するよう指示を与えました。
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パラグアイ1998 エホバの証人の年鑑
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自分たちの王国会館ができてうれしく思っている(アスンシオンで)― パラグアイで初めてエホバの証人が建てて所有したもの
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