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  • 聖書の53番目の書 ― テサロニケ人への第二の手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 筆者: パウロ

  • 聖書の53番目の書 ― テサロニケ人への第二の手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • おもに取り上げられている事柄と論議の性質から見ると,パウロはこの会衆が陥っている誤りに関連してこの会衆を直ちに正す緊急な必要を感じていたと思われます。

      2 何がテサロニケ第二の書の信ぴょう性を証明していますか。

      2 この手紙の信ぴょう性はテサロニケ第一の書の場合と同じように証明されています。この手紙もまた,イレナエウス(西暦2世紀)その他の初期著述家たちによって引用されています。その一人に殉教者ユスティヌス(やはり2世紀)がいますが,「不法[罪]の人」ということばを使っている彼は明らかにテサロニケ第二 2章3節に言及しているものと思われます。この手紙は,テサロニケ第一の書が出ているのと同じ初期の目録の中に出ています。チェスター・ビーティー・パピルス2(P46)の中には現在含まれていませんが,テサロニケ第一の書のあと欠落している七葉のうちの最初の二葉の中にはほとんど確実に含まれていたものと思われます。

      3,4 (イ)テサロニケ会衆にはどんな問題が起きていましたか。(ロ)この手紙はいつ,どこで書かれましたか。この手紙によってパウロは何を成し遂げようとしていましたか。

      3 この手紙にはどのような目的がありましたか。パウロがテサロニケの人々に与えた助言から判断して,テサロニケ会衆の中には,主の臨在が目前であると主張する人々がおり,それら憶測者たちが自分の説を盛んに宣べ伝え,会衆内に少なからぬ動揺を生み出していたことが分かります。そして,そのことを理由にして,手ずから働いて自分の必要な物を備えることさえ怠っていた人たちがいたようです。(テサロニケ第二 3:11)パウロはその最初の手紙の中で主の臨在について幾度か述べましたが,それら憶測をめぐらす人々は,その手紙が朗読されるのを聞いた時,多分,性急にもパウロの言葉をゆがめて,決して意図されていない意味にこじつけたのでしょう。また,誤ってパウロの手紙とされたものが,「エホバの日が来ている」ことを示唆していると解釈されたとも考えられます。―2:1,2。

      4 パウロはこうした状態に関する報告を受けていたものと思われます。それは恐らく,この会衆への最初の手紙を運んだ人を通してであったでしょう。そのため彼は,自分が深い愛情を抱いていた兄弟たちの考えを正すことを切望したようです。こうして,西暦51年,パウロは,自分の二人の仲間と共に,テサロニケ会衆あての手紙をコリントから送りました。キリストの臨在に関する誤った見解を正すことに加えて,パウロは,真理のうちにしっかりと立つことを勧める温かい励ましを与えています。

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