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諸国民を平和に導くのはだれですか戦争のない世界がいつの日か実現しますか
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例えば,証人たちは毎年,神の王国について人々に語り,事実を調べることに関心を持つ人々との家庭聖書研究を無償で司会するため,幾億時間も費やしています。
25 その時間すべては無償で費やされています。その活動を行なっているのは,あらゆる階層,あらゆる年齢層,ありとあらゆる職業の人々です。そのような人たちのことが,イザヤ 2章3節では次のような言葉で描写されています。「もろもろの民は行って,こう言う。『来なさい。主[ヘブライ語,יהוה,エホバ]の山に……上ろう』」。これは単なる“人数を集める”運動ではありません。次のような二つの目的を持った世界的な教育計画なのです。その目的とは,(1)神の王国が支配していることをあらゆる国の人々に知らせ,王国が間もなく行なう事柄を正確に告げること,そして,(2)事実を調べ,神の願いのとおり生ける神に仕えたいと思うすべての人に,無償で教育を施すことです。この活動の成功と預言の成就は保証されています。なぜでしょうか。エホバ神ご自身が後押しをしておられるからです。―ゼカリヤ 4:6。
26 エホバの証人の活動をイザヤ 2章3節のこの預言の成就と見るのは道理にかなったことではないでしょうか。あなたはこの業を行なっているだれかほかの人をご存じですか。また,2,000年ほど前に預言された音信で,前例がないほど混乱した時代にふれ告げられるべき音信について語るため,幾百万という人々が自分の生活の時間を割いているのは,単なる偶然だと思われますか。確かに,この終わりの日に『諸国民に対する光』となってきたのは,エホバの証人です。(イザヤ 42:6; 49:6)メシアが諸国民のための「旗じるし」であることを宣明している彼らこそ,そのメシア,つまり「エッサイの根」の指示のもとで国際的な兄弟関係を保ちながら,一致と平和のうちにエホバ神に仕えている唯一の人々なのです。―イザヤ 11:10,新世,ユダヤ。
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戦争のない世界 ― あなたはそれを見ることができます戦争のない世界がいつの日か実現しますか
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戦争のない世界 ― あなたはそれを見ることができます
1-4 (イ)今が決定を下すべき緊急な時であるのはなぜですか。(ロ)正しい決定を下したいなら,何が求められますか。
イザヤ 2章の感動的な預言は,まさしく現代に成就を見ています。戦争のない世界が近づいています。全世界の幾百万というエホバの証人が,すでに「その剣をすきの刃に,その槍を高枝切りに打ち変え(て)」います。彼らの国籍や背景は実にさまざまですが,彼らは以前の偏見や憎しみに打ち勝つことを学び,真の平和の神エホバの道を学んできました。(イザヤ 2:4)彼らは平和を愛するこの立場のゆえに,強制収容所の経験をユダヤ人と共にしました(1933-1945年)。
2 将来の見込みは明るいものですが,すべての人にとって明るいわけではありません。エホバは,すべての人が自分の剣をすきの刃に打ち変えるのをいつまでも待たれるわけではありません。そのように打ち変えるのを嫌がる人もいます。詩編作者はそのような者たちが迎える結末について何の疑念も残していません。「よこしまな者たちは断ち滅ぼされるが,主に頼る人たち ― それらの人たちは地を受け継ぐ。もう少しすれば,邪悪な者はいなくなる。あなたはその者がいた場所を見るが,彼はいなくなっている」。(詩編 37:9,10)そうです,ごく近い将来にエホバは行動され,『全地で戦いをやめさせ』ます。―詩編 46:9-11(46:8-10,新世)。
3 終わりの日のしるしを示したイエスの預言は,神が介入される時が近いことについても強調しています。イエスはこう言われました。「これらのすべての事が起こるまで,この世代は決して過ぎ去りません」。(マタイ 24:34; ルカ 21:24,新世)この預言からすると,今は全人類が決定を下すべき時です。今この終わりの日,つまり「日々の終わり」(ユダヤ)にいるわたしたちは,『エホバの山に上り』,『その方の道を教え諭して』いただくかどうかを決定しなければなりません。しかし,この冊子の説明から理解できたように,真の神を知るようになり,『その方の道を教え諭され,その道筋を歩む』ことには多くの事柄が関係しています。(イザヤ 2:2,3,新世,タナッハ)そのようにするということは,単に冊子を1冊読んだり,短期間の研究を行なったりするといった程度の問題ではありません。それには,人の生き方全体に影響を与える,ずっと深い教えが関係しているのです。あなたは,平和の神について,もっと多くのことを知りたいと思われますか。
4 エホバの証人は,そうした真剣な調査を行なう皆さんをいつでも喜んで援助することができます。わたしたちは,皆さんがこの問題について今後も一生懸命に調べ続けるようお勧めいたします。それは皆さんも,『エホバの山に上り,その方の道を教え諭される』人々の中に数えられるようになるためです。さらに援助をお受けになりたい方は,お近くにあるエホバの証人の王国会館または支部事務所にご連絡ください。預言者ミカは満足のゆく結果について的確に述べています。「そして彼らはまさに,各々自分のぶどうの木の下,自分のいちじくの木の下に座り,これをおののかせる者はだれもいない」。あなたも,戦争のない世界で「永久に……エホバの名によって歩む」人々の一人として数えられますように。―ミカ 4:4,5,新世。
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