-
信頼できる書物 ― 第1部目ざめよ! 2010 | 11月
-
-
戦争。
エレミヤとエズラは,ファラオ・シシャクがユダを侵略したことについて述べ,それがユダの「レハベアム王の第五年」つまり西暦前993年に起きたことを具体的に記しています。(列王第一 14:25-28。歴代第二 12:1-12)長い間,この侵略に関する記録は聖書以外に見つかっていませんでした。しかし,エジプトのカルナック(古代のテーベ)の神殿の壁に,あるレリーフが発見されます。
そのレリーフには,神アモンの前に立つシシャクが描かれています。シシャクは捕虜を打ち据えるかのように腕を上げています。また,征服したイスラエルの町々の名前も記されており,その多くは聖書に出てくる地名と一致しています。さらに,「アブラムの野」についても言及されていて,聖書の族長アブラハムがエジプトの記録に登場する最初の例となっています。―創世記 25:7-10。
-