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聞き届けられる祈りものみの塔 1988 | 3月15日
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神を喜ばせ,神に祈りを聞き届けていただくには,信じるだけでは不十分です。軽信家でも信じていると言うかもしれません。実質のある信心であるためには,聖書研究によってしか得られない,正確な知識に基づいた信心であることが必要です。それに加えて,信心も信仰もそれらが生み出す業によって証明されなければなりません。「霊のない体が死んだものであるように,業のない信仰も死んだものなのです」― ヤコブ 2:26。
真に信じる者は,緊急事態のときだけ祈りの力を借りるのではなく,日々,神を考慮に入れる必要があります。また,自分の信心と神への信仰について他の人たちに伝えることを含む信仰上の活動,正しい業を行ないます。
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聞き届けられる祈りものみの塔 1988 | 3月15日
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祈りはだれにささげるべきですか。
ヘブライ書は,「神に近づく」者について述べています。(ヘブライ 11:6)この神はだれでしょうか。人間の作った偽りの神は多くても,全能の神はおひとりです。(コリント第一 8:5,6)全能の神にはエホバという名前があります。(詩編 83:18)エホバは万物の創造者ですから,祈りはエホバだけにささげるべきものです。イエスは追随者たちに,「天におられるわたしたちの父よ」と祈るよう教えられました。(マタイ 6:9)イエスはご自分に,母マリアに,あるいはほかのだれかに祈りなさいとは教えられませんでした。しかし神はいま,神のみ子の立場を認めてすべての祈りをイエスの名によってささげるよう求めておられます。キリストが,「わたしを通してでなければ,だれひとり父のもとに来ることはありません」と言われたのはそのためです。―ヨハネ 14:6。
したがって,祈りを神に受け入れていただくためには,み子イエス・キリストを通してエホバ神に祈らなければなりません。つまりイエスの名において神に祈らねばなりません。
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