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聖書の19番目の書 ― 詩編『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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3 表題は筆者に関して何を明らかにしていますか。
3 詩編の多くの詩には見出し,すなわち表題が付されており,それはしばしば筆者の名を記しています。
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聖書の19番目の書 ― 詩編『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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5 (イ)詩編の書はどのように組織を示していると言えますか。(ロ)表題はさらにどんな情報を提供してくれますか。(ハ)詩編を読む際にセラという語を発音する必要がないのはなぜですか。
5 詩編の書は組織を示しています。ダビデ自ら,『聖なる場所に入って行く,わたしの神,わたしの王の行列』に触れ,「歌うたいたちは前を行き,弦楽器を弾く者たちはその後に従い,その間にあって乙女らはタンバリンを打ち鳴らしていました。……群集の中で神を,エホバをほめたたえよ」と述べています。(詩編 68:24-26)このことから,表題に「指揮者へ」という表現が何度も使われている理由,また詩や音楽に関係ある用語が多く出てくる理由が分かります。表題の中には,個々の詩編の用途や目的を説明したり,音楽に関する指示を与えたりするものもあります。(詩編 6,30,38,60,88,102,および120編の表題をご覧ください。)ダビデの詩のうち少なくとも13の編は,作詩の契機となった出来事を簡単に述べています。詩編 18編や51編などはその例です。詩編の中の34の詩には全く表題が付いていません。
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