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  • シオンに義が芽生える
    イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
    • 今日でも,キリスト教世界の異教的な習慣や神を辱める伝統に陥っている無数の人々が,その宗教体制の中で行なわれている忌むべきことのゆえに「嘆息し,うめいて」います。(エゼキエル 9:4)良いたよりにこたえ応じる人々は,そうした哀れな状態から解放されます。(マタイ 9:35-38)理解の目が大きく開かれ,「霊と真理をもって」エホバを崇拝することを学ぶのです。―ヨハネ 4:24。

      7,8 (イ)どんな二つの「善意の年」がありますか。(ロ)エホバのどんな「復しゅうの日」がありますか。

      7 良いたよりを宣べ伝える業には,時刻表とも呼べるものがあります。イエスとその追随者たちは,次のような任務を与えられました。「エホバの側の善意の年とわたしたちの神の側の復しゅうの日とをふれ告げ,嘆き悲しむすべての者を慰め(よ)」。(イザヤ 61:2)1年は長い期間ではありますが,始まりと終わりがあります。エホバの「善意の年」とは,神が柔和な者たちに,自由をふれ告げる業にこたえ応じる機会を与える期間のことです。

  • シオンに義が芽生える
    イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
    • 今日のわたしたちは,1914年に神の王国が天に設立された時に始まった,別の善意の年に生きています。この善意の年が終わると,もっと広範に及ぶ別の復しゅうの日が到来し,エホバは「大患難」において,この世界的な事物の体制全体に滅びをもたらします。―マタイ 24:21。

      9 今日,エホバの善意の年から益を受けるのはだれですか。

      9 今日,神の善意の年から益を受けるのはだれでしょうか。音信を受け入れ,柔和さを実証し,「あらゆる国民」の中で神の王国をふれ告げる業を熱心に支持する人々です。(マルコ 13:10)そのような人々は,良いたよりが本当の慰めをもたらすことに気づきます。一方,音信を退け,エホバの善意の年を活用することを拒む人々は,やがて神の復しゅうの日という現実に直面しなければならなくなります。―テサロニケ第二 1:6-9。

  • シオンに義が芽生える
    イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
    • こうしてイザヤは,「シオンについて嘆き悲しむ者たちに割り当てて,彼らに灰の代わりに頭飾りを,悲しみの代わりに歓喜の油を,落胆した霊の代わりに賛美のマントを与える」という預言的な任務を果たします。そして,「彼らは必ず義の大木,エホバの植えたものと呼ばれる。それは神が美しくされるためである」と書かれています。―イザヤ 61:3。

  • シオンに義が芽生える
    イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
    • エホバが,神のイスラエルの残っている者たちを一時的な無活動状態から生き返らせた1919年以来,こうした堂々たる「木」の最後の者たちが生い茂っています。エホバは,その者たちに霊的な水を豊かに供給して,実を結ぶ義なる木々の森とも言うべきものを生み出してこられました。―イザヤ 27:6。

      14,15 エホバによって解き放たれた崇拝者たちは,(イ)西暦前537年,(ロ)西暦33年,(ハ)そして1919年に,どんな仕事に着手しましたか。

      14 次いでイザヤは,こうした「木」の働きを際立たせ,こう述べています。「彼らは久しく荒れ廃れたままであった場所を必ず建て直し,先の時代の荒廃した場所をも興し,荒れ廃れた都市,代々にわたって荒廃している所を必ず新しくするであろう」。(イザヤ 61:4)

  • シオンに義が芽生える
    イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
    • 同様に,1919年以降,イエス・キリストは,油そそがれた兄弟たちの残りの者を用いて,「代々にわたって荒廃している所」を建て直してこられました。キリスト教世界の僧職者は,十数世紀にわたり,エホバの知識を分け与えることをせず,代わりに,人間の作った伝統や非聖書的な教理を教えていました。油そそがれたクリスチャンは,真の崇拝の復興を進められるよう,偽りの宗教に汚された習わしを会衆からぬぐい去りました。そして,世界が経験したことのないほど大々的なものとなる証言活動を開始しました。―マルコ 13:10。

      16 復興の業を行なう油そそがれたクリスチャンを手伝っているのはだれですか。その人たちにはどんな仕事がゆだねられてきましたか。

      16 それは壮大な任務でした。神のイスラエルの比較的少数の残っている者たちが,一体どうしてそれほどの大仕事を成し遂げられるのでしょうか。エホバはイザヤに霊感を与え,こう宣言させておられます。「よそからの者たちが実際に立って,あなた方の羊の群れを牧し,異国の者たちはあなた方の農夫やぶどう栽培者となる」。(イザヤ 61:5)この比喩的な,よそからの者と異国の者たちとは,イエスの「ほかの羊」の「大群衆」であることが明らかになりました。a (ヨハネ 10:11,16。啓示 7:9)その人たちは,天的な相続財産を受ける者として聖霊によって油そそがれてはいません。むしろ,地上の楽園での永遠の命という希望を抱いています。(啓示 21:3,4)それでもやはりエホバを愛しており,霊的な牧羊や農耕やぶどう栽培の務めをゆだねられてきました。そうした活動は,卑しい仕事ではありません。この働き人たちは,神のイスラエルの残っている者たちの指導のもとで,人々を牧し,養い,収穫する業を手伝っています。―ルカ 10:2。使徒 20:28。ペテロ第一 5:2。啓示 14:15,16。

      17 (イ)神のイスラエルの成員は何と呼ばれるようになりますか。(ロ)罪の許しのために必要な唯一の犠牲とは何ですか。

      17 神のイスラエルはどうでしょうか。エホバはイザヤを通して,こう告げておられます。「あなた方は,エホバの祭司と呼ばれ,わたしたちの神の奉仕者と言われるであろう。あなた方は諸国民の資産を食べ,彼らの栄光を受けつつ自分のことを意気盛んに話すであろう」。(イザヤ 61:6)古代イスラエルにおいて,エホバはレビ族の祭司団を設け,祭司たち自身と仲間のイスラエル人のために犠牲をささげるようにされました。しかし,西暦33年にエホバは,レビ族の祭司団を用いることをやめ,それより勝った取り決めを実施なさいました。神は人類の罪のための犠牲としてイエスの完全な命を受け入れ,その時以来,もはや犠牲は必要でなくなりました。イエスの犠牲はいつまでも有効なのです。―ヨハネ 14:6。コロサイ 2:13,14。ヘブライ 9:11-14,24。

      18 神のイスラエルはどんな祭司団を構成しますか。どんな任務を帯びていますか。

      18 では,神のイスラエルの成員はどんな意味で「エホバの祭司」なのでしょうか。使徒ペテロは,仲間の油そそがれたクリスチャンに手紙を書いた際,こう述べています。「あなた方は,『選ばれた種族,王なる祭司,聖なる国民,特別な所有物となる民』であり,それは,闇からご自分の驚くべき光の中に呼び入れてくださった方の『卓越性を広く宣明するため』なのです」。(ペテロ第一 2:9)ですから,油そそがれたクリスチャンは,一つのグループとして祭司団を構成しており,エホバの栄光について諸国民に語るという明確な任務を帯びています。その人々は,神の証人となるのです。(イザヤ 43:10-12)終わりの日を通じて,油そそがれたクリスチャンは,この極めて重要な任務を忠実に遂行してきました。その結果,今では幾百万もの人々が加わり,共にエホバの王国に関する証しの業を行なっています。

      19 油そそがれたクリスチャンは,どんな奉仕を行なう特権を得ますか。

      19 さらに,神のイスラエルの成員には,別の仕方で祭司として奉仕する見込みがあります。死んだ後,天での不滅の霊の命へと復活し,イエスと共に王国で支配する者として,また神の祭司として仕えるのです。(啓示 5:10; 20:6)そのような者として,イエスの贖いの犠牲の恩恵を地上の忠実な人々に適用するという特権を得ます。啓示 22章に記録されている使徒ヨハネの幻の中でも,これらの成員は「木」として描かれています。その幻では,14万4,000本の「木」すべては天にあって,『月ごとに実を生じ,実を十二回生み出し,その木の葉は諸国民をいやすためのもの』となっています。(啓示 22:1,2)なんと素晴らしい,祭司としての奉仕なのでしょう。

      恥と屈辱,そして歓び

      20 反対にもかかわらず,王なる祭司たちにはどんな祝福がありますか。

      20 エホバの善意の年が始まった1914年以来,それら王なる祭司は,キリスト教世界の僧職者からの絶え間ない反対に遭ってきました。(啓示 12:17)しかし,良いたよりの伝道をやめさせようとする試みはすべて失敗に終わりました。イザヤの預言はそのことを予告し,こう述べています。「あなた方の恥の代わりに,二倍の受け分があり,屈辱の代わりに,彼らは自分の分け前について喜び叫ぶであろう。それゆえ,彼らは自分の地で二倍の受け分をも所有することになる。定めのない時まで続く歓びが彼らのものとなる」。―イザヤ 61:7。

      21 油そそがれたクリスチャンは,どのようにして祝福の二倍の受け分を享受するようになりましたか。

      21 第一次世界大戦中,油そそがれた残りの者は,国家主義的なキリスト教世界の手にかかって,恥と屈辱を被りました。僧職者を含む人々は,ブルックリンの本部で働く8人の忠実な兄弟たちを事実無根の扇動罪で告発し,8人は不当にも9か月間投獄されました。やがて,1919年の春にそれらの兄弟たちは自由になり,後日,すべての告発が取り下げられました。こうして,宣べ伝える業をやめさせようとする企ては裏目に出ました。エホバは,ご自分の崇拝者たちがいつまでも恥を被るままにはせず,その者たちを解放し,霊的な地所つまり「地」に戻されたのです。その地で,祝福の二倍の受け分が与えられました。経験した苦しみすべてを補って余りあるほどの祝福をエホバから受けたのです。確かに,喜び叫ぶのも当然ではないでしょうか。

      22,23 油そそがれたクリスチャンは,どのようにしてエホバに倣ってきましたか。エホバはどのように報いてこられましたか。

      22 エホバが次に述べておられる事柄も,今日のクリスチャンにとって歓びの理由となります。「わたし,エホバは,公正を愛し,強奪を不義と共に憎んでいる……。そして,わたしは彼らの賃金を真実をもって与え,定めなく存続する契約を彼らに対して結ぶであろう」。(イザヤ 61:8)油そそがれた残りの者は,聖書を研究することにより,公正を愛し,邪悪さを憎むことを学びました。(箴言 6:12-19; 11:20)『剣をすきの刃に打ち変え』,人間の戦争や政治上の動乱などに関して中立を保つことも学びました。(イザヤ 2:4)そして,中傷,姦淫,盗み,酩酊など,神を辱める習わしも捨てました。―ガラテア 5:19-21。

      23 油そそがれたクリスチャンが創造者と同じように公正を愛しているので,エホバは彼らに「賃金を真実をもって」与えてこられました。そうした「賃金」の一つは,定めなく存続する契約,つまりイエスが亡くなる前の晩に追随者たちに発表した新しい契約です。追随者たちは,まさにこの契約を基盤として,霊的な国民,神の特別な民となりました。(エレミヤ 31:31-34。ルカ 22:20)その契約のもとで,エホバはイエスの贖いの犠牲の恩恵すべてを適用なさいます。その中には,油そそがれた者および他の忠実な人々すべてのための罪の許しが含まれます。

      エホバの祝福にあって歓喜する

      24 諸国の民の中から来たどんな人々が「子孫」となり,来て,祝福を受けていますか。どのようにして「子孫」となりましたか。

      24 諸国民の中にも,エホバがご自分の民を祝福しておられることを認めている人たちがいます。エホバはその点を予告し,こう約束しておられます。「彼らの子孫は諸国の民の中においても実際に知られるようになり,彼らの末孫はもろもろの民の中で知られるようになる。彼らを見る者は皆,彼らがエホバの祝福された子孫であることを彼らについて認めるであろう」。(イザヤ 61:9)神のイスラエルの成員である油そそがれたクリスチャンは,エホバの善意の年の期間中,諸国の民の中で活動を続けてきました。今では,それらクリスチャンの宣教奉仕にこたえ応じた人々は数百万を数えます。諸国の民から来たその人々は,神のイスラエルと密接に協力して働くことにより,「エホバの祝福された子孫」になるという特権を得ています。その人々が幸福であることは,全人類の見るところとなっています。

      25,26 クリスチャンは皆,イザヤ 61章10節で言い表わされている心情に同感であることをどのように示しますか。

      25 油そそがれた者もほかの羊も,クリスチャンは皆,とこしえにエホバを賛美することを待ち望んでいます。そして,霊感のもとに次のように述べた預言者イザヤに心から賛同します。「わたしは必ずエホバにあって歓喜する。わたしの魂はわたしの神にあって喜びに満ちる。神は救いの衣をわたしに着せてくださった。義のそでなしの上着でわたしを包んでくださった。それは祭司にならって頭飾りを着ける花婿のようであり,飾り物で美しく装う花嫁のようだ」。―イザヤ 61:10。

      26 「義のそでなしの上着」を身に着けた油そそがれたクリスチャンは,エホバの目から見て浄く汚れのない状態を保とうと決意しています。(コリント第二 11:1,2)天的な命を受け継ぐ者としてエホバから義と宣せられているので,大いなるバビロンの荒廃した地所に戻ることは決してありません。そこから解放されたのです。(ローマ 5:9; 8:30)この人々にとって,救いの衣は極めて貴重なものです。同様に,仲間であるほかの羊も,清い崇拝に関するエホバ神の高潔な規準を遵守しようと決意しています。「自分の長い衣を子羊の血で洗って白く」したので,義と宣せられており,「大患難」を生き残ることになっています。(啓示 7:14。ヤコブ 2:23,25)その時まで,仲間である油そそがれた者たちに倣い,大いなるバビロンによるいかなる汚染も避けてゆきます。

      27 (イ)千年統治の期間中,注目に値するどんなものが「芽生え」ますか。(ロ)すでに義は,人類の中にどのように芽生えていますか。

      27 今日,エホバの崇拝者たちは霊的パラダイスにいることを喜びとしています。まもなく,物質的な意味でもパラダイスを楽しむようになるでしょう。わたしたちは,その時をまさに心から待ち望んでいます。イザヤ 61章の結びの言葉は,その時のことを生き生きと描写し,こう述べています。「地が新芽を生じさせるように,園がそこに種をまかれるものを芽生えさせるように,主権者なる主エホバも同じように義と賛美を諸国民すべての前に芽生えさせられる」。(イザヤ 61:11)キリストの千年統治の期間中,地には『義が芽生え』ます。人々は意気揚々と叫び,義は地の果てにまで広がります。(イザヤ 26:9)とはいえ,諸国民すべての前で賛美の声を上げるのに,その輝かしい日を待つ必要はありません。天の神に栄光を帰し,神の王国に関する良いたよりを告げ知らせている幾百万もの人々の間に,すでに義が芽生えています。今でさえ,信仰と希望を抱くわたしたちには,神の祝福にあって歓喜する十分すぎるほどの理由があるのです。

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