-
レユニオン2007 エホバの証人の年鑑
-
-
一例として,サンルイという町では,会衆が新しい王国会館の見取り図を受け取った時,一人の若い兄弟が学校で石造建築の勉強をしていました。兄弟は講師に証言をし,王国会館について話し,自発奉仕者たちによって建てられることを説明しました。講師はどう反応したでしょうか。実地訓練のために生徒たちを現場に連れて来たのです。生徒たちは基礎のために地面を掘るのを手伝い,後に講師は土台に使う鋼材を寄付しました。
兄弟たちは190平方㍍の床面のためのコンクリート打ちを祝日に行なうことを計画し,100人を超える意欲的な自発奉仕者たちが朝早くやって来ました。ところが,どういうわけか町は給水を止めてしまったのです。しかし,進取の気性を持つある兄弟が,知り合いの消防署長にその難しい状況について説明すると,親切な署長は作業を行なうのに十分な量の水が入った消防車を速やかに送ってくれました。
王国会館が完成した時,関心を持ち始めた一人の男性が,兄弟たちとその働きに感銘を受け,小切手帳を取り出して,新しい音響設備がほぼ買えるほどの額を寄付しました。1988年12月,統治体のケアリー・バーバーは,モーリシャスを訪問した際,献堂式の話をするためにレユニオンに立ち寄りました。
-
-
レユニオン2007 エホバの証人の年鑑
-
-
[248ページの図版]
サンルイに完成した王国会館,1988年
-