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  • 『巻き物を開くにふさわしい者はだれか』
    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
    • [86ページ,全面図版]

  • 『巻き物を開くにふさわしい者はだれか』
    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
    • 賛美の歌

      14 (イ)四つの生き物と24人の長老は,イエスが巻き物を受け取られる際,どのように反応しますか。(ロ)24人の長老に関してヨハネが受け取る情報は,彼らの実体と地位をどのように確証していますか。

      14 エホバの王座の前にいる他の者たちは,どのように反応しますか。「そして彼が巻き物を受け取った時,四つの生き物と二十四人の長老は子羊の前にひれ伏した。彼らは各々たて琴と,香を満たした黄金の鉢とを持っていた。その香は聖なる者たちの祈りを表わしている」。(啓示 5:8)24人の長老たちは,神の王座の前のケルブに似た四つの生き物のように,イエスの権威を認めて,この方に身をかがめます。しかし,たて琴と香の鉢を持っているのは,それらの長老だけです。a そして,長老たちだけが新しい歌を歌います。(啓示 5:9)ですから,彼らは,やはりたて琴を持って新しい歌を歌う,聖なる「神のイスラエル」の14万4,000人の人たちに似ています。(ガラテア 6:16。コロサイ 1:12。啓示 7:3-8; 14:1-4)さらに,24人の長老については,幕屋でエホバに香をたいてささげた古代イスラエルの祭司の務めによって表わされていた,天の祭司の役割を果たしている様子が示されています。イスラエルの祭司の務めは,神がモーセの律法をイエスの苦しみの杭にくぎづけにして取り除かれた時に地上で終わりました。(コロサイ 2:14)このすべてからどんな結論を引き出せますか。それは,困難を克服した油そそがれた者たちが,ここで,「神およびキリストの祭司となり,千年のあいだ彼と共に王として支配する」という,自分たちの究極的な割り当てを受けた者として示されているということです。―啓示 20:6。

      15 (イ)イスラエルでは,だれだけが幕屋の至聖所に入る特権に恵まれていましたか。(ロ)至聖所に入る前に香をたくことは,大祭司にとってどうして生死にかかわる事柄でしたか。

      15 古代イスラエルでは,エホバが象徴的な仕方で臨在しておられる至聖所に入ることは,大祭司だけに限られていました。大祭司にとって,香を携えて行くことは,生死にかかわる事柄でした。エホバの律法はこう述べています。「[アロン]は,エホバの前にある祭壇の燃えるおき火を満たした火取り皿を取り,また両の手のくぼみに細かな薫香を満たして,それを垂れ幕の内側に携えて行くように。次いでその香をエホバの前で火の上に置かねばならない。香の煙が証の上にある箱の覆いを覆いつくすようにして,彼が死ぬことのないようにするのである」。(レビ記 16:12,13)大祭司は香をたかない限り,至聖所に首尾よく入ることはできませんでした。

      16 (イ)キリスト教の事物の体制の中では,だれが対型的な至聖所に入って行きますか。(ロ)油そそがれたクリスチャンはどうして『香をたか』なければなりませんか。

      16 キリスト教の事物の体制の中では,対型的な大祭司イエス・キリストだけでなく,14万4,000人の従属の祭司の各々もまた,やがて対型的な至聖所,つまり天のエホバのおられる場所に入ることになります。(ヘブライ 10:19-23)24人の長老によってここで表わされている,これらの祭司たちは,『香をたか』ない限り,つまりエホバへの祈りと祈願を絶えずささげない限り,この至聖所に入ることはできません。―ヘブライ 5:7。ユダ 20,21。詩編 141:2と比較してください。

      新しい歌

      17 (イ)24人の長老はどんな新しい歌を歌いますか。(ロ)聖書では「新しい歌」という表現は普通,どのように使われていますか。

      17 今や,美しい旋律の新しい歌が響き渡ります。子羊の仲間の祭司である24人の長老が子羊に向かってその歌を歌います。「そして彼らは新しい歌を歌って言う,『あなたは巻き物を受け取ってその封印を開くにふさわしい方です。あなたはほふられ,自分の血をもって,あらゆる部族と国語と民と国民の中から神のために人々を買い取ったからです』」。(啓示 5:9)「新しい歌」という表現は聖書中に数回出ており,普通,力ある救出の業ゆえにエホバをたたえることに関連しています。(詩編 96:1; 98:1; 144:9)ですから,それは新しい歌です。なぜなら,今や歌い手はエホバの特別なくすしい業をふれ告げ,その輝かしいみ名に対する新たな感謝の念を表明することができるからです。

      18 24人の長老はその新しい歌をもって,何のためにイエスをたたえますか。

      18 しかし,ここでは,24人の長老はエホバの前ではなく,イエスの前で新しい歌を歌います。ですが,原則は同じです。彼らは,神のみ子であるイエスが彼らのために行なわれた新しい事柄のゆえにイエスをたたえます。イエスは仲介者としてご自分の血によって新しい契約を成立させ,こうしてエホバの特別な所有物としての新しい国民を生み出すことを可能にされました。(ローマ 2:28,29。コリント第一 11:25。ヘブライ 7:18-25)この新しい霊的な国民の成員は多くの肉の国民の中から来ましたが,イエスは彼らを一つの会衆である一国民として結合させました。―イザヤ 26:2。ペテロ第一 2:9,10。

      19 (イ)肉のイスラエルは自分たちの不忠実さゆえに,どんな祝福の成就にあずかりませんでしたか。(ロ)エホバの新しい国民はどんな祝福を享受するようになりましたか。

      19 エホバは昔,モーセの時代にイスラエル人を一国民として組織した時,彼らと契約を結び,彼らがもしその契約に対して忠実を保つならば,ご自分の前で祭司の王国となることを約束されました。(出エジプト記 19:5,6)イスラエル人は忠実ではなかったので,その約束の成就を決して体験しませんでした。一方,イエスの仲介で成立した新しい契約のおかげで組織された新しい国民は,忠実を保ちました。ですから,その成員は王として地を支配し,また祭司として奉仕して,人類の中の心の正しい人たちがエホバと和解するのを助けるようになるのです。(コロサイ 1:20)それは新しい歌の歌詞の中で次のように表現されている通りです。「そして,彼らをわたしたちの神に対して王国また祭司とし,彼らは地に対し王として支配するのです」。(啓示 5:10)栄光を受けられたイエスに向かってこの新しい賛美の歌を歌う,それら24人の長老は,何という大きな喜びを抱いているのでしょう。

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