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娼婦と「地の王たち」ものみの塔 1989 | 4月1日
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現代においても,偽りの宗教はやはり富を蓄え,政治的要素に影響を及ぼそう,できればそうした要素を支配しようとします。顕著な一例は,秘密主義のカトリック組織,オプス・デイ(ラテン語,「神の業」)です。その組織は現在法王の好意を受けており,作家のロレンス・レイダによれば,「反共産主義と右翼政治に挺身して」います。カトリックの高校や大学から知力の優れたカトリック教徒の青年を選び,それらの人材を政界,財界,マスコミにおける影響力と支配力の高い地位に就かせるという方針を採っています。スペインでは,カトリック・ファシスト党独裁者フランコの下で,一時期19人の閣僚のうち10人がエリート主義のオプス・デイ関係者で占められ,最盛期を迎えました。a
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娼婦と「地の王たち」ものみの塔 1989 | 4月1日
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a オプス・デイと政治に関与する教会についてさらに詳しく知りたい方は,R・T・ネイラー著「ホットマネーと負債の政治」,またL・レイダ著「政治,権力,教会」という本をご覧ください。
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