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ローマ聖書に対する洞察,第2巻
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知られている最初の集落は,ティベル川の東側の七つの丘の上に作られました。伝承によると,最古の集落はパラティヌス丘にあったとされています。パラティヌス丘の周囲にあった他の六つの丘は(北から始めて時計回りに)クィリナリス丘,ウィミナリス丘,エスクィリヌス丘,カエリウス丘,アウェンティヌス丘,カピトリヌス丘でした。これらの丘の間にあった湿地の谷はやがて水が涸れ,その重要な地域に住居やフォーラムや円形競技場などが造られました。大プリニウスによると,西暦73年にこの都市を約21㌔の長さの城壁が取り囲んでいました。時たつうちに,ティベル川西側の丘と谷が併合されましたが,それには,今日バチカンが占めている40㌶余りの土地も含まれていました。
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ローマ聖書に対する洞察,第2巻
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ローマによる世界支配は漸進的に拡大されました。まず最初にその影響力はイタリア半島全体に広がり,結局は地中海沿岸やそれ以遠にまで達しました。この都市の名は事実上,ローマ帝国の同義語になりました。
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