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1920: 100年前の年ものみの塔(研究用)2020 | 10月
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ヨーロッパの活動を再組織する
第1次世界大戦中,アメリカ以外の国の聖書研究者たちと連絡を取るのが難しかったため,ラザフォード兄弟はそうした兄弟たちを励まし,伝道活動を再組織したいと思っていました。それで,1920年8月12日,ラザフォード兄弟は4人の兄弟たちと一緒に,イギリス,ヨーロッパ大陸,中東を回る旅に出掛けました。
エジプトでのラザフォード兄弟
ラザフォード兄弟のイギリス滞在中に,聖書研究者は3つの大会と12の公開集会を開きました。出席者の合計はおよそ5万人に上りました。「ものみの塔」は,この訪問についてこう述べています。「兄弟たちは爽やかにされ,励みを得た。同じ活動を共に行い,愛の絆が深まった。心の沈んでいた多くの人が喜びに満たされた」。ラザフォード兄弟はパリでも,「現存する万民は決して死することなし」という話を行いました。講演が始まると会場はいっぱいになり,もっと知りたいという人が300人もいました。
ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた講演を宣伝するポスター
その後の数週間,兄弟たちはアテネ,カイロ,エルサレムを訪問しました。そうした場所で見いだされた,関心を示す人を助けるため,ラザフォード兄弟は,エルサレムの近くにあるラマッラという町に文書集積所を置きました。その後,ヨーロッパに戻って中央ヨーロッパ事務所を設立し,そこで出版物が印刷されるようにしました。
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