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    ものみの塔(研究用)2020 | 6月
    • 研究記事23

      「お名前が神聖なものとされますように」

      「エホバ,あなたの名は永遠に続く」。詩編 135:13

      10番の歌 私たちの神エホバを賛美しましょう!

      何を学ぶかa

      1-2. エホバの証人にとって非常に重要な問題は何ですか。

      全ての人に関わる非常に重要な問題があります。その問題には,神の主権と神の名が関係しています。エホバの証人である私たちは,このような点について語る時,心が熱くなります。では,神の主権の立証と神の名が神聖なものとされることは,切り離して考えるべき事柄なのでしょうか。そうではありません。

      2 私たちは皆,傷つけられた神の名,つまり名誉が回復されなければならないことを理解しています。エホバの主権の正当性が証明されなければならない,ということも理解しています。どちらも,私たちが注意を向けるべき事柄です。

      3. 神の名には何が関係していますか。

      3 神の名には,神に関わる事柄全てが関係しています。神の主権も含まれます。ですから,神の名誉が回復されることには,神の主権の正当性が証明されることも含まれているのです。神の名は,全能の主権者としての統治の仕方と深く結び付いています。(「極めて重要な問題に関係する事柄」という囲みを参照。)

      極めて重要な問題に関係する事柄

      エメラルドの王座に座っているエホバのイメージ。王座の周りは光り輝いている。

      全ての人に関わる極めて重要な問題は,エホバの名が神聖なものとされることです。(エゼ 36:23。マタ 6:9)エホバは本当に清廉潔白な方なのでしょうか。聖なる神,正しい神,善い神,愛の神なのでしょうか。極めて重要なこの問題には,次の問題も関係しています。サタンが神の統治に反逆したために生じた,エホバは正当な主権者なのか,エホバの統治の仕方が本当に最善なのか,という問題です。さらに,アダムとエバ,2人の大勢の子孫,また一部の天使たちもサタンと共に反逆したので,関連する別の問題が生じました。知性を持つ者全ての中で,神に忠誠を尽くす者がいるのかという問題です。言い換えれば,神の聖なる名を擁護し,神を愛するからこそ神に仕える者がいるのか,という点です。忠誠に関する問題がクローズアップされたのはヨブの時代のことです。(ヨブ 2:3,4; 27:5)

      4. 詩編 135編13節では神の名についてどんなことが述べられていますか。この記事ではどんなことを考えますか。

      4 エホバの名は卓越したものです。(詩編 135:13を読む。)神の名が非常に重要なのはなぜですか。どのように神の名が初めて傷つけられましたか。神はどのように名を神聖なものとするのでしょうか。私たちはどのように神の名を擁護できますか。このような点を考えてみましょう。

      神の名は重要

      5. 神の名を神聖なものとすることに関して,どんな疑問が湧きますか。

      5 「お名前が神聖なものとされますように」。(マタ 6:9)イエスはこう祈ることがとても大切であると教えました。この祈りにはどんな意味がありますか。神聖なものとするとは,聖なるもの,清いものとして扱う,という意味です。でも,「エホバの名はすでに聖なるもの,清いものではないか」と感じる人もいるでしょう。この点を考える際,名にはどんな意味合いがあるかを知る必要があります。

      6. 名は名前以上のものであるといえるのはなぜですか。

      6 名は,書いたり発音したりする名前以上のものです。聖書には,「多くの富よりも良い名を選べ」とあります。(格 22:1。伝 7:1)名にそれほどの価値があるのはなぜですか。名には他者からの評判や評価という意味合いがあるからです。名前をどう表記するか,どう発音するかよりも,名前から誰を思い浮かべ,どんな印象を持つか,ということの方が重要です。

      7. 人々はどのようにエホバの名を傷つけてきましたか。

      7 エホバについてのうそを語る人たちは,エホバの評判を損なおうとしています。エホバの名を傷つけようとしているのです。エホバの名が初めて傷つけられたのはエデンの園でのことです。何が起きたかを見てみましょう。

      神の名が初めて傷つけられた時

      8. アダムとエバはどんなことを知っていましたか。2人が誘惑された時,どんな点が明らかになりましたか。

      8 アダムとエバはエホバの名を知っていました。エホバがどんな方かも知っていました。創造者であり,命や美しい住まいである楽園や完全な配偶者を与えてくださったことも知っていました。(創 1:26-28; 2:18)完全な思考力を持つ2人は,エホバがしてくださった事柄を考え続けましたか。エホバに対する愛や感謝を深めていきましたか。神に敵対する者に誘惑された時,このような点が明らかになりました。

      9. 創世 2章16,17節,3章1-5節によれば,神はアダムとエバに何と言いましたか。サタンはどのように真実をゆがめましたか。

      9 創世 2:16,17; 3:1-5を読む。サタンは蛇が話しているように見せ掛けてエバにこう尋ねました。「あなたたちは庭園の全ての木の実を食べてはならない,と神が言ったのは本当ですか」。この質問には,毒のような巧妙なうそが盛られていました。神は,庭園のどの木の実も食べてよい,ただし1本の木の実は食べてはならない,と言っていました。2人は多種多様な実を食べることができました。(創 2:9)エホバは良いものを惜しみなく与える方です。禁じたのは1本の木の実だけでした。サタンは真実をゆがめ,神は出し惜しみしていると思わせました。エバは,「エホバはもっと良いものがあるのに与えてくれないのかも」と考え始めたかもしれません。

      10. サタンはどのように神の名を傷つけましたか。どんな結果になりましたか。

      10 この時点では,エバはまだエホバを統治者と見ていました。エホバからの明確な指示を引用してサタンに答えることができました。木の実に触れてもならない,指示に背くなら死ぬ,という神からの警告に言及しました。そこでサタンは,「あなたたちは決して死にません」と言いました。(創 3:2-4)サタンは真っ向から神に反対しました。神をあからさまに中傷し,エホバをうそつき呼ばわりしたのです。こうしてサタンは悪魔(「中傷する者」)になりました。エバはすっかり欺かれ,サタンの言うことを信じました。(テモ一 2:14)エホバよりもサタンを信頼し,最悪の決定をしてしまいました。エホバの指示に逆らったのです。禁じられた木の実を食べ始めました。その後,アダムにも渡しました。(創 3:6)

      11. アダムとエバはどんな行動が取れたはずですか。

      11 エバはサタンにどう返答すべきでしたか。次のように答えていたらどんな結果になっていたでしょうか。「あなたが誰かは知りませんが,私は父エホバを愛しています。エホバは私のことを思ってくれています。私たち夫婦にたくさんのものをくれました。エホバのことをひどく言うなんて許せません。もう話したくありません」。父親への思いが表れた,愛する娘のこんな言葉を聞けたら,エホバはどんなにかうれしかったでしょう。(格 27:11)エバはエホバに対する揺るぎない愛を育てていませんでした。アダムも同様でした。2人は父エホバに対する揺るぎない愛を抱いていなかったので,エホバの名誉を守ろうとしませんでした。

      12. サタンはどのようにエバに疑念を抱かせましたか。アダムとエバはどうしませんでしたか。

      12 すでに確かめた通り,サタンはエバに疑念を抱かせました。父エホバに対する不信感を抱かせ,エホバの名誉を傷つけました。アダムとエバはエホバの名誉を守りませんでした。サタンの言いなりになって父エホバに反抗してしまいました。サタンは今でも同じ手を使います。エホバを悪く言い,エホバの名を傷つけます。サタンのうそを信じ込んでしまう人は,エホバに導いてもらう必要はないと考えるようになります。

      エホバは名を神聖なものとする

      13. エゼキエル 36章23節には,聖書のどんな中心テーマが明らかにされていますか。

      13 エホバはご自分の名が傷つけられるのを黙って見ているのでしょうか。もちろん,そんなことはしません。聖書には,エホバがエデンの園で傷つけられた名誉を回復するために何をしてきたかが記されています。(創 3:15)聖書の中心テーマは次のようなものです。エホバが,イエスの治める王国によって名を神聖なものとし,地球全体に正義と平和を行き渡らせる,ということです。聖書には,エホバがどのようにしてご自分の名を神聖なものとするかが記されています。(エゼキエル 36:23を読む。)

      14. エホバはご自分の名を神聖なものとするためにどんなことをしてきましたか。

      14 エホバがご自分の考えを成し遂げるのを,サタンは何としても阻もうとしてきました。サタンは全く成功していません。聖書に記されているエホバの行動から分かるように,エホバは非常に優れた統治者です。サタンが反逆し,サタンの側に付く者たちがいるのを見て,エホバは心を痛めています。(詩 78:40)しかしエホバは,辛抱しつつ,公正に,賢く対応してきました。大きな力をいろいろな形で発揮してきました。エホバが行うこと全てには愛が表れています。(ヨハ一 4:8)ご自分の名を神聖なものとするためにずっと行動してきました。

      木に蛇が巻き付いている。1. エバがアダムに禁じられた木の実を渡している。2. 聖職者が十字架と聖書を持ちながら話をしている。背後には,燃える火で苦しむ人たちが描かれている。3. 先生が頭蓋骨を持ちながら,進化の過程を描いた図表を指している。

      サタンはエバに,エホバについてうそを言い,それ以来ずっとエホバの名を傷つけてきた。(9-10,15節を参照。)c

      15. サタンはどのように神の名を傷つけていますか。どんな結果になっていますか。

      15 サタンは今でも神の名を傷つけています。そもそも創造者など存在しないと思わせようとします。神の存在を信じている人には,神は厳し過ぎて不公平だと思わせます。人を地獄で火あぶりにする冷酷な神だ,とさえ教えています。このようにして,神が愛,知恵,力,公正に満ちた方であることを疑わせようとします。こうしたうそを信じ込む人は,エホバに統治してもらう必要などないと考えます。サタンは滅ぼされるまで,エホバを中傷し続けます。あなたのこともエホバから引き離そうとします。あなたはどうしますか。

      あなたにできること

      16. 私たちは,アダムとエバとは異なるどんな選択ができますか。

      16 エホバはご自分の名を神聖なものとすることに私たちが加われるようにしています。アダムとエバとは異なる選択ができるのです。エホバの名を傷つけ,エホバを冒瀆する人が多い世界で,真実を語ることができます。エホバが聖なる神,正しい神,善い神,愛の神であることを伝えることができます。(イザ 29:23)統治者であるエホバを支持できます。エホバの統治だけが正しく,人類に平和と幸福をもたらす,ということを広めることができます。(詩 37:9,37; 146:5,6,10)

      17. イエスはどのようにしてエホバの名を知らせましたか。

      17 エホバの名を擁護するなら,イエス・キリストに倣っていることになります。(ヨハ 17:26)イエスはエホバの名を知らせました。エホバの名を使うだけでなく,エホバがどんな方かを伝えることによってです。イエスはパリサイ派の人に反論しました。パリサイ派の人は,エホバが厳しく,要求が多く,人間と関わりを持たない無慈悲な神であるかのような印象を植え付けていました。イエスは,父エホバが思いやりや辛抱を示し,人を許す愛情深い神であることを教えました。毎日の生活の中でエホバに完璧に倣うことにより,エホバがどんな方かを理解できるよう人々を助けました。(ヨハ 14:9)

      18. どうすれば,エホバに関するうそや中傷に根拠がないことを示せますか。

      18 私たちはイエスのように,エホバが愛情深く親切な神であることを人々に教えることができます。そうすることによって,エホバに関するうそや中傷に根拠がないことを示せます。エホバに対して人々が抱く間違った印象を拭うことによって,エホバの名を神聖なものとします。私たちはまた,エホバに倣うことができます。不完全な人間でも神に倣えます。(エフェ 5:1,2)自分の言動によってエホバがどんな方かを示すなら,エホバの名を神聖なものとすることに加われます。エホバに関する誤解を解くことによって,エホバの名を立証できます。b さらに,不完全な人間でも忠誠を貫ける,ということを示します。(ヨブ 27:5)

      兄弟が,ある男性の家で聖書レッスンをしている。

      聖書を教える時には,エホバが親切で愛情深い方であることを強調したい。(18-19節を参照。)d

      19. イザヤ 63章7節に述べられているどんな点を,教える時に一番強調したいですか。

      19 ほかにも何ができるでしょうか。私たちは聖書について教える時,よく神の主権を強調します。エホバには宇宙を治める権利があるという真実を教えます。神が命じている事柄を教えるのは大切ですが,一番目指したいのは,父であるエホバを愛し,エホバに揺るぎない愛を示すよう助けることです。私たちがぜひ親しくなりたいと思う,素晴らしい性格を持つ方であることを強調する必要があります。(イザヤ 63:7を読む。)そのように教えるなら,エホバへの揺るぎない愛が育ち,エホバの願っていることを行いたいと思うようになります。

  • 「お名前が神聖なものとされますように」
    ものみの塔(研究用)2020 | 6月
    • 極めて重要な問題に関係する事柄

      エメラルドの王座に座っているエホバのイメージ。王座の周りは光り輝いている。

      全ての人に関わる極めて重要な問題は,エホバの名が神聖なものとされることです。(エゼ 36:23。マタ 6:9)エホバは本当に清廉潔白な方なのでしょうか。聖なる神,正しい神,善い神,愛の神なのでしょうか。極めて重要なこの問題には,次の問題も関係しています。サタンが神の統治に反逆したために生じた,エホバは正当な主権者なのか,エホバの統治の仕方が本当に最善なのか,という問題です。さらに,アダムとエバ,2人の大勢の子孫,また一部の天使たちもサタンと共に反逆したので,関連する別の問題が生じました。知性を持つ者全ての中で,神に忠誠を尽くす者がいるのかという問題です。言い換えれば,神の聖なる名を擁護し,神を愛するからこそ神に仕える者がいるのか,という点です。忠誠に関する問題がクローズアップされたのはヨブの時代のことです。(ヨブ 2:3,4; 27:5)

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