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愛の旗のもとに結ばれるものみの塔 1989 | 1月1日
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14 ダビデを殺そうとしたサウルの企て,およびヨナタンが愛をこめてダビデに共鳴したことに類似していたのは,どんな出来事ですか。
14 このヨナタンのグループが増加して大群衆になり始めた矢先,第二次世界大戦が勃発したため,油そそがれた者たちもその仲間たちも,厳しい試みを受けました。それは悪らつな迫害の時期となりましたが,多くの場合,迫害を扇動していたのは僧職者でした。これに類似していたのは,最初は油そそがれたダビデ,その後にヨナタンを殺そうとしたサウルの企てです。ヨナタンが殺されそうになったのは,ヨナタンが愛をこめてダビデに共鳴した時でした。
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愛の旗のもとに結ばれるものみの塔 1989 | 1月1日
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16 (イ)僧職者たちはエホバの民を圧迫するため,どのように二つの大戦を用いましたか。(ロ)近年において,現代のサウルが神の民を執拗に追い回してきたと言えるのはなぜですか。
16 1918年に僧職者たちは戦争の危機を用い,米国の政治勢力を説き伏せて,ものみの塔協会の責任ある役員たちに対する敵対的な行動を取り,最終的には彼らを投獄しました。(それらの聖書研究者たちの嫌疑は後に完全に晴らされました。)第二次世界大戦中エホバの証人の業は,多くの場合に宗教的な圧力が加えられた結果として,枢軸国の領域と英連邦諸国の大半において禁止されました。その一例として,オーストラリアのエホバの証人に禁令が科される直前,シドニーの大司教(のちの枢機卿)が書いた手紙の複写が上にありますから,それに注目してください。その禁令がオーストラリアの高等法院で審議された時,第一審判事のスターク氏はその禁令を「専横で気まぐれで,圧制的」と評しました。禁令は1943年6月14日に廃止され,政府には賠償金が科されました。近年では,アフリカとアジアの幾つかの政府に宗教上の圧力がかけられ,エホバの証人に情け容赦のない圧迫が加えられました。そのようにして,現代のサウル,つまりキリスト教世界の僧職者たちは,神の民を執拗に追い回してきました。
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愛の旗のもとに結ばれるものみの塔 1989 | 1月1日
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そして,現代のサウル,つまりキリスト教世界の僧職者は,ダビデ級とヨナタン級に引き続き難儀をもたらすかもしれません。(サムエル第一 20:32,33)しかし「戦いはエホバのもの」です。
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