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  • 弟子を作る業から得た喜び
    ものみの塔 2007 | 2月1日
    • 1957年,私はメアリー・ロビンソンと共に,スコットランドのグラスゴーの工業地区ラザーグレンで開拓奉仕をするよう割り当てられました。風や雨の中でも,霧の中でも,そして雪の中でも伝道しましたが,そうした努力は報われました。ある日,私はジェシーという女性に会い,聖書研究を楽しく行なうようになりました。ご主人のウォリーは共産主義者で最初のころ私を避けていました。しかし,聖書を学ぶようになると,神の王国こそ理想的な社会をもたらすことを知り,胸を躍らせました。やがて,二人とも弟子を作る業に携わるようになりました。

      最初の反応では分からない

      私たちが次に割り当てられたのは,スコットランドのペーズリーでした。その町で伝道していた時のこと,ある女性が私の目の前でドアをぴしゃりと閉めました。ところが,すぐに私を探しに来て謝りました。翌週,再び訪問すると,こう言われました。「神様の目の前でドアを閉めてしまったように感じました。あなたをどうしても探しに行かなければならないと思ったのです」。パールという名のその女性は,友人や親族にひどく幻滅させられ,真の友をお与えくださいと神に祈っていたそうです。「そんな時,あなたが訪ねて来たのです。きっとあなたがその真の友なのだと思います」とパールは言いました。

      とはいえ,パールの友達になるのは易しいことではありませんでした。パールの家は丘の上にあり,そこに行くには急な坂を上らなければなりませんでした。初めて集会に出席するパールを迎えに行った時は,風雨にあおられて転びそうになりました。傘は壊れてしまい,捨てるしかありませんでした。パールは私の目の前でドアをぴしゃりと閉めてからちょうど6か月後,神への献身の象徴として水のバプテスマを受けました。

      その後まもなく,パールのご主人も聖書研究を始めました。程なくして家から家の宣教にも参加することになり,一緒に奉仕しました。例によってこの日も雨でした。ご主人は,「平気ですよ。こういう天気の日にも,外で何時間もサッカーを見ているんですから,エホバ神のためなら雨の中でも頑張れますよ」と言いました。スコットランド人の不屈の精神には,いつも感心したものです。

      以前の任命地を何十年かぶりで訪ね,かつて私と研究した人たちにお会いすることがあります。そのほとんどが信仰のうちにしっかり立ち続けているのを見ると,本当に報われたと感じます。これも弟子を作る業の喜びです。(テサロニケ第一 2:17-20)スコットランドで8年余り開拓奉仕をした後,私は1966年にものみの塔ギレアデ聖書学校に招待され,宣教者になるための訓練を受けました。

  • 弟子を作る業から得た喜び
    ものみの塔 2007 | 2月1日
    • [13ページの図版]

      スコットランドでの開拓奉仕

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