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ソッツィーニ派 ― 三位一体を退けたのはなぜか目ざめよ! 1988 | 11月22日
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マイケル・セルベトは,三位一体に関する諸教会の教えが聖書に基づいていないことを証明する本を幾冊も書いていたのです。彼は,「カトリックの三位一体や幼児洗礼,および教皇制度の他の秘跡は,悪霊どもの教理である」と述べました。
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ソッツィーニ派 ― 三位一体を退けたのはなぜか目ざめよ! 1988 | 11月22日
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彼らが三位一体を退けたのはなぜか
しかし,ソッツィーニ派は,先のセルベトと同様,三位一体に関する諸教会の教えを退けたことで有名でした。彼らはなぜそうしたのでしょうか。その考え方は二つの方針に従ったものでした。まず第一に,それは非聖書的であると彼らは理解しました。
今日に至るまで学者たちは,聖書には三位一体に言及した箇所が全くないこと,また,その教理は“創造的神学”,すなわち4世紀の“キリスト教”をギリシャ哲学と融合させようとする試みであることを認めるのにやぶさかではありません。そのような教えは清いキリスト教を回復させる運動において,どんな場を占めることができるでしょうか。そのような場は全くありません。
セルベトについて一人の歴史家が述べたとおりです。「彼は,三位一体,ペルソナ,位格,本質,真髄など,聖書から取られたのではなく哲学者によって考案された語を用いる教理,またキリストが哲学的な抽象的存在にすぎないような教理に代えて,人が,生ける神に,歴史的な実在者であった神聖なるキリストに,そして人の心に永久に働く聖霊に信仰を置くようになることを願った」。セルベトは,ヨハネ 17章21節にあるような意味においてのみ三者が一つであると信じていましたし,聖霊は人格的存在ではなく,神の活動力であると考えていました。
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ソッツィーニ派 ― 三位一体を退けたのはなぜか目ざめよ! 1988 | 11月22日
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[21ページの図版]
マイケル・セルベト ― その書物は三位一体の教理が偽りであることを証明した
[クレジット]
By courtesy of U.S. National Library of Medicine
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