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聖書の27番目の書 ― ダニエル書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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15 どんな事のために,ダニエルはエホバに祈りをささげますか。その時ガブリエルは「七十週」に関してどんなことを知らせますか。
15 指導者なるメシアに関する予告(9:1-27)。『メディア人ダリウスの第一年』にダニエルはエレミヤの預言を調べます。予告されたエルサレムの70年にわたる荒廃が終わりに近づいたことを知ったダニエルは,エホバに祈りをささげて,自分の罪とイスラエルの罪について告白します。(ダニエル 9:1-4。エレミヤ 29:10)ガブリエルが現われて,「違犯を終結させ,罪を終わらせ,とがの贖いを」行なうために「七十週」のあることを知らせます。指導者なるメシアはその69週の終わりに到来し,その後に彼は断たれます。70週目の終わりに至るまで契約の効力は保たれます。しかしついに荒廃と絶滅とがもたらされるでしょう。―ダニエル 9:24-27。
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聖書の27番目の書 ― ダニエル書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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21 「七十週」に関するダニエルの預言はどのように目ざましい成就を遂げましたか。
21 次いで,「七十週」に関するダニエルの預言があります。69週の後に,「指導者であるメシア」が現われることになっていました。注目すべきことに,アルタクセルクセスによりその第20年に認可され,エルサレムでネヘミヤにより実施されたように,エルサレムを建て直せという「言葉が発せられて」から483年(7年の69倍)後に,ナザレのイエスはヨルダン川でバプテスマを受けて,聖霊をもって油そそがれ,こうしてキリスト,もしくはメシア(つまり,油そそがれた者)となられました。h それは西暦29年のことでした。その後,さらにダニエルが予告したとおり,エルサレムが西暦70年に荒廃させられた時,「絶滅」が生じました。―ダニエル 9:24-27。ルカ 3:21-23; 21:20。
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