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魂目ざめよ! 2015 | 12月
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魂は死なずに生き続けるのですか
一般的な考え
多くの人は,魂は不滅だと信じています。魂は生まれ変わりを繰り返し,それまでの肉体が死ぬと別の肉体になって現われる,と考える人もいれば,魂はやがて天国や地獄のような別の世界に行く,と考える人もいます。
聖書の教え
聖書によれば,魂は不滅ではありません。実際,聖書は幾度も,魂を死ぬものとして描写しています。聖書の一部を筆記するのに神に用いられた預言者エゼキエルは,罰として魂に死が臨むことがある,と述べています。聖書の別の箇所では,遺体を指して,「死んだ魂」という言葉が使われています。(レビ記 21:11)明らかに,魂は不滅であるという考えは聖書の教えではありません。
「罪を犯している魂 ― それが死ぬ」。―エゼキエル 18:20。
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魂目ざめよ! 2015 | 12月
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人が死んだら魂はどうなりますか
聖書の教え
人が死ぬと肉体が朽ちるのと同様,「シェオル[つまり墓]には,業も企ても知識も知恵も」ありません。(伝道の書 9:10)人は死ぬと「地面に帰[り,]その日に彼の考えは滅びうせる」と,聖書ははっきり述べています。(詩編 146:4)死んだ魂は無活動の状態にあるので,聖書はしばしば,死者は「眠っている」と比喩的に表現しています。―マタイ 9:24。
考えてみるべきなのはなぜか
家族や友人が亡くなると,次のような疑問が頭をよぎるでしょう。「あの人はどこにいるのだろう。どんな状態にあるのだろうか。苦しんでいるのだろうか」。聖書ははっきりと,死んだ人は無意識であると述べていますから,亡くなった家族や友人はもう苦しんではいません。そのことを知ると安心できます。さらにうれしいことに,エホバは,無意識の死んだ魂を将来生き返らせる,と約束してくださっているのです。―イザヤ 26:19。
「死んだ者には何の意識もな[い]」。―伝道の書 9:5。
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