-
魂聖書から論じる
-
-
創世 9:5: 「さらにわたしは,あなた方の魂[または,「命」; ヘブライ語ネフェシュの変化形]の血の返済を求める」。(ここで,魂は血を持つものであることが述べられています。)
ヨシュア 11:11: 「彼らはそこにいたすべての魂[ヘブライ語,ネフェシュ]を剣の刃で討(った)」。(ここで,魂は剣で触れることのできるものであることが示されています。ですから,これら魂が霊であったはずはありません。)
-
-
魂聖書から論じる
-
-
「旧約[聖書]の中に体と魂の二分的な[分け方]はない。イスラエル人は事物を具体的に,つまり全体的に見た。こうして人間を,複合体としてではなく,ただ人として見たのである。ネフェシュという語は,我々の言葉で魂と訳されてはいるが,体もしくは個人とは別個のものとしての魂を意味することは決してない。……この語[プシュケー]は,ネフェシュに相当する新約[聖書]の言葉である。それは,命の原理,命そのもの,または生きて存在するものを意味しうる」 ― 新カトリック百科事典(1967年版),第13巻,449,450ページ,英文。
「『魂』に相当するヘブライ語(ネフェシュ,呼吸するもの)がモーセによって用いられたが,……『生気のあるもの』を表わし,人間以外の生き物にも等しく当てはまる。……新約聖書におけるプシュケー(『魂』)の用法はネフェシュと類似している」― 新ブリタニカ百科事典(1976年版),大項目,第15巻,152ページ,英文。
-