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『不義の富によって友を作りなさい』ものみの塔 1994 | 12月1日
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忠実な家令
12-14 (イ)クリスチャンはどんな大切なものをつかさどる家令ですか。(ロ)今日のエホバの民は,どんな際立った仕方で家令としての職務を忠実に果たしていますか。(ハ)今日,神の業を続けるための資金はどこから来ますか。
12 わたしたちは自分の命をエホバに献げる時,事実上,自分の持っているものは何でも,つまり自分の資力はすべてエホバのものであると言っていることになります。では,自分の持っているものをどのように用いるべきでしょうか。ものみの塔協会の初代の会長であったC・T・ラッセル兄弟は,会衆内でのクリスチャンの奉仕について論じ,こう書いています。「各自,自分自身の時間,影響力,金銭などをつかさどる家令になるよう主によって任命されたと考えるべきであり,各自は主人の栄光のために,それらの才能を能力の及ぶかぎり用いるよう努めるべきである」―「新しい創造物」,345ページ。
13 「家令に求められるのは,忠実であることです」と,コリント第一 4章2節は述べています。エホバの証人は国際的な一団として,その描写に一致した行動をするよう努め,クリスチャン宣教にできるだけ多くの時間を用い,教える能力を注意深く培うようにしています。さらに,地区建設委員会の指導のもとに幾つものチームに組織された自発奉仕者たちは,崇拝のための集会用の立派なホールを作るために,進んで自分の時間,体力,専門的知識などを提供しています。エホバはこうしたことすべてを非常に喜んでおられます。
14 こうした膨大な教育活動や建設工事を続けるための資金はどこから来るのでしょうか。それは,幕屋が造営された時と全く同様,心から進んで支持する人たちから来ます。わたしたちは個人的にその一端を担っているでしょうか。わたしたちの資力の用い方は,自分にとって何よりも重要なのはエホバへの奉仕である,ということを示しているでしょうか。わたしたちは金銭的な事柄に関して,忠実な家令となりましょう。
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『不義の富によって友を作りなさい』ものみの塔 1994 | 12月1日
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[16,17ページの図版]
わたしたちの寄付は世界的な王国の業を支えている
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