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吃音 ― どう対処できるか目ざめよ! 2010 | 5月
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吃音者のための助け
注目に値することとして,吃音者は大抵ほとんどどもらずに歌ったり,小声で話したり,独り言を言ったり,ペットに話しかけたり,他の人と声をそろえて何かを言ったり,人のものまねをしたりできます。さらに,どもる子どもの80%はやがて自然に直ります。しかし,残りの20%はどうでしょうか。
現在,流ちょうに話す助けとなる様々な言語療法があります。例えば,あごや唇や舌をリラックスさせることや,腹式呼吸をすることを学びます。また,“穏やかに話し始める”方法も教わるかもしれません。おなかから少し息を吐き出しながら話し始めるという技法です。加えて,母音や特定の子音を長めに発音するよう促される場合もあります。流ちょうさが改善されるにつれ,徐々に話す速度を上げてゆきます。
こうした技術は,わずか数時間で身に着けられるかもしれません。しかし,強いストレスを感じる状況下で実践できるようになるには,おそらく何年もかかるでしょう。
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