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自分で命を絶つのは,どうしていけないのだろう目ざめよ! 2008 | 5月
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祈りの価値
あなたが活用できる最も大切なコミュニケーションの手段は,祈りです。ダビデのようにこう祈ることができます。「神よ,わたしをくまなく探り,わたしの心を知ってください。わたしを調べて,不安の念を起こさせるわたしの考えを知ってください。わたしのうちに苦痛の道があるかどうかを見て,わたしを定めのない時に至る道に導き入れてください」。―詩編 139:23,24。
祈りは,単なる心の支えではありません。祈りは天の父と実際に意思を通わせることであり,天の父はあなたが,ご自分に対して『心を注ぎ出す』ことを望んでおられます。(詩編 62:8)神に関する次のような基本的真理を考えてみてください。
■ 神は,あなたの苦しみを引き起こしている状況をよくご存じです。―詩編 103:14。
■ 神はあなた以上にあなたのことを知っておられます。―ヨハネ第一 3:20。
■ 『神はあなたを顧みてくださいます』。―ペテロ第一 5:7。
■ 神は新しい世において,あなたの目から「すべての涙をぬぐい去って」くださいます。―啓示 21:4。
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自分で命を絶つのは,どうしていけないのだろう目ざめよ! 2008 | 5月
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では,もしあなた自身に自殺願望がある場合はどうでしょうか。マッコイ博士はこう勧めています。「ぜひ助けを求めましょう。だれかに自分の気持ちを話してください。例えば,親,親戚,友だち,先生,聖職者など,あなたを気遣っている人,あなたの言うことを真剣に受け止めて,耳を傾けてくれる人,また関係者に働きかけて,あなたの言いたいことを聞くよう説得してくれる人に話すのです」。
自分の抱える問題を打ち明けても,失うものは何もありません。必ず益が得られます。聖書の実例を考えてください。ある時,義人ヨブは,「わたしの魂は自分の命に対して確かに嫌悪を感ずる」と述べましたが,こうも言っています。「わたしは自分についての気遣いを漏らそう。わたしは自分の魂の苦しみのうちにあって語ろう!」(ヨブ 10:1)ヨブは絶望しており,自分の苦しみについてだれかに話すことが必要でした。あなたも円熟した友だちに打ち明けるなら,気持ちが楽になることでしょう。
クリスチャンであれば,元気をもらえるところがほかにもあります。それは,会衆の長老たちです。(ヤコブ 5:14,15)もちろん,問題について話したところで,その問題が消えてなくなるわけではありません。しかし,正しい見方をする助けにはなるでしょう。また,信頼できる友の支えが実際的な解決策を見つけるための大きな力になる,ということもあるでしょう。
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