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楽器で見る古代イスラエルの音楽目ざめよ! 2011 | 3月
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タンバリン,シストラム,シンバル
神がモーセとイスラエル人を紅海から奇跡的に救出した後,モーセの姉ミリアムは「すべての女たち」と共に「タンバリンを持って踊りながら」出て行きました。(出エジプト記 15:20)聖書時代のタンバリンで今日と同じようなものは発見されていませんが,イスラエルのアクジブ,メギド,ベト・シェアンなどから,小さな太鼓を手に持った女性の土製の小立像が出土しています。翻訳聖書で多くタンバリンと訳されているこの楽器は,動物の皮を張った木の輪だったと思われます。
族長時代,女性たちは祭りの時にタンバリンを鳴らしました。それには歌と踊りが伴いました。聖書の説明によると,イスラエルの指導者エフタが重要な戦闘に勝利を収めて帰宅した際,娘が「タンバリンを鳴らしつつ,踊りながら」迎えに出て来ました。また,ダビデの戦功をたたえて,女たちが『タンバリンをもって歌ったり踊ったりした』こともありました。―裁き人 11:34。サムエル第一 18:6,7。
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楽器で見る古代イスラエルの音楽目ざめよ! 2011 | 3月
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[15ページの図版]
タンバリンは族長時代から用いられてきた
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