-
タルタロス聖書に対する洞察,第2巻
-
-
同様に,タルタロスによって表わされている卑しめられた状態を,やがてサタンとその悪霊たちがキリストの支配する千年の間投げ込まれることになっている「底知れぬ深み」と混同すべきではありません。(啓 20:1-3)不従順なみ使いたちは「ノアの日」にタルタロスに投げ込まれたものと思われますが(ペテ一 3:20),彼らはその約2,000年後に,「去って底知れぬ深みに行けとはお命じにならないように」とイエスに懇願しているのです。―ルカ 8:26-31。「底知れぬ深み」を参照。
-
-
タルタロス聖書に対する洞察,第2巻
-
-
ですから,タルタロスはヘブライ語のシェオルやギリシャ語のハデスと同じものではありません。これらの語はいずれも地上にある人類共通の墓を指しています。このことは,次の事実から明らかです。すなわち,使徒ペテロはイエス・キリストがこれら「獄にある霊たち」に宣べ伝えたことを示していると同時に,イエスがそうなさったのはハデス(シェオル)に葬られていた3日間ではなく,ハデスから復活させられた後であったことも示しているという点です。―ペテ一 3:18-20。
-