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トリニダード・トバゴ1987 エホバの証人の年鑑
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ギレアデ学校第3期生のアレキサンダー・サープは,1944年7月31日に同校を卒業しました。その後サープは,英領西インド諸島支部 ― 当時はそのような名前で知られるようになっていた ― における業を顧みるためトリニダードに任命されました。というのも,ギルバート・タルマが今やかなりの年齢に達し,その上,健康を損ねていたからです。サープ兄弟は1946年3月24日に到着しました。それは,協会の役員たちによる訪問の数日前のことでした。
ノア兄弟とフランズ兄弟の泊まっていたホテルの部屋で起きたある出来事は,サープ兄弟に感銘を与え,決して忘れられないものとなりました。ある日サープ兄弟が二人の部屋に行くと,フランズ兄弟が自分のくつを磨いていました。フランズ兄弟は何も言わずにしゃがみこむと,サープ兄弟のくつを磨き始めたのです。それはごく自然なしぐさでした。サープ兄弟はそれを見て,使徒たちの足を洗われた時のイエスの行ないを思い出しました。―ヨハネ 13:3-17。
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トリニダード・トバゴ1987 エホバの証人の年鑑
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[232ページの図版]
トリニダードの支部委員会の調整者アレキサンダー・サープと,妻のロイス
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