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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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1999年に宣教訓練学校が導入されました。最初の年には,100人近い兄弟たちが出席しました。その多くにとって,経済的苦境が続く中で2か月間の課程に出席するのは挑戦でした。しかし,エホバが兄弟たちに支えを与えたのは明らかです。
宣教訓練学校に招待されたある兄弟は,遠い区域で正規開拓奉仕をしていました。兄弟は開拓者のパートナーと一緒に,冬に備えて食物と石炭を買うのに足りるだけのお金をためました。それで,学校への招待が来た時,二人は石炭を買うか,それとも兄弟が学校に行けるよう列車の乗車券を買うか,どちらかを選ばなければなりませんでした。話し合いの結果,学校に行ったほうがいいということになりました。その決定をして間もなく,海外に住むその兄弟の妹から,プレゼントとしてお金が送られてきました。それは,学校までの交通費として十分の額でした。学校が終わると,この兄弟は特別開拓者として奉仕するよう任命されました。
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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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[246ページの図版]
リボフで開かれた最初の宣教訓練学校の卒業式で。1999年の初め
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