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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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良い土は豊かに実を生み出す
1939年に現在のウクライナの地域には王国宣明者が約1,000人いて,人々の心という肥沃な土壌に真理の種をまいていました。52年に及ぶ禁令の期間中,兄弟たちが経験したものといえば,第二次世界大戦の恐怖,シベリアへの流刑,激しい殴打,拷問,処刑などです。にもかかわらず,「りっぱな土」はその期間を通じて25倍以上の実を生み出しました。(マタ 13:23)1991年には2万5,448人の伝道者がウクライナの258の会衆に交わり,旧ソ連の他の共和国には約2万人の伝道者がいました。その大半は,ウクライナの兄弟たちから真理を学んだ人々です。
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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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兄弟たちはリボフに小さな集積所を設け,そこからトラックや列車,さらには飛行機まで使って文書を配送しました。ウクライナ,ロシア,カザフスタンをはじめ,旧ソビエト連邦の国々の諸会衆に文書が届けられ,さらなる霊的成長が促されました。1991年の初め,人口200万人の都市ハリコフには会衆が一つしかありませんでした。しかし,その年の後半には,670人の伝道者から成るこの会衆は八つに分会していました。現在,ハリコフには40余りの会衆があります。
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