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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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ドイツの占領下で,僧職者たちは民衆をあおるようになり,エホバの民に敵対させました。ハリチナでは迫害の嵐が吹き荒れました。エホバの証人の家々の窓ガラスはたたき割られ,大勢の兄弟たちが激しく殴打されました。冬になると,十字を切らなかった兄弟たちの中には,冷たい水の中に何時間も立たされた人もいました。棒で50回打ちたたかれた姉妹たちもいます。忠誠を保って命を失った兄弟たちもいました。例えば,ゲシュタポはカルパティア山脈で全時間奉仕を行なっていたイリヤ・ホブチャクを処刑しました。ホブチャク兄弟が熱心に神の王国について宣べ伝えていたため,カトリックの司祭が兄弟をゲシュタポに引き渡したのです。それは厳しい試練の時でした。それでも,エホバの僕たちは堅く立ち続けました。
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ウクライナ2002 エホバの証人の年鑑
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[142ページの図版]
イリヤ・ホブチャク(上の左側)が,オヌフリー・リリチュクと共に山地で伝道したときの様子。そして,妻パラスカとの写真(右)。ホブチャク兄弟はカトリックの司祭によってゲシュタポに引き渡され,処刑された
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