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過ぐる1年の際立った事柄2003 エホバの証人の年鑑
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米国支部委員会の設立
2001年2月9日金曜日,統治体は米国のベテル家族に対して,2001年4月1日より,米国において支部委員会が機能を開始するという発表を行ないました。2002奉仕年度中,同支部委員会は段階的にその責任を担うようになりました。米国支部は米国本土と,バミューダ諸島,タークス・カイコス諸島における王国宣明の業を監督します。米国には100万人を上回る伝道者がおり,うち21万5,000人はスペイン語会衆と交わっています。1万1,700を超える会衆のうち,約2,600はスペイン語会衆です。過ぐる奉仕年度には,210の新しい会衆が設立されました。そのうちの123がスペイン語の会衆,63が英語の会衆,24が他の言語の会衆です。
現在,米国内には,英語とスペイン語以外に37の言語の会衆あるいは群れがあります。スペイン語会衆や他の外国語会衆の多くでは,公開集会の出席率が200%を超える場合も少なくありません。伝道者数を上回る聖書研究を報告している会衆もあります。英語を話す兄弟姉妹はこの急速に成長している分野を援助するために他の言語を学んでいます。
米国支部は他と異なり,ベテルの施設がブルックリン,パタソン,ウォールキルの3か所に分かれています。さらに,ニューヨークのサウスランシング近郊およびフロリダのイモカリーに農場があり,ベテル家族のための果物を栽培しています。米国のベテル家族は全部で5,465人を数えます。
現在,世界中に109の支部があります。支部委員会がそれぞれの国や地域に住む兄弟たちの霊的な必要を顧みるという取り決めは,1976年以来機能してきました。これらの委員会は統治体から与えられる聖書的な指示や指導に従います。支部委員会にはその支部に割り当てられた区域で良いたよりを宣べ伝える業を監督する責任があります。支部委員会はクリスチャン会衆,宣教者,開拓者に対して必要な指導を与えます。また,会衆を巡回区や地域区に組織し,巡回監督,地域監督,ベテル家族の成員,ギレアデ学校の生徒の任命に関する推薦を統治体に行ないます。野外奉仕全般を監督する以外に,ベテルでの仕事の組織も顧みます。この取り決めの上にエホバの豊かな祝福が注がれてきたことに疑問はありません。
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過ぐる1年の際立った事柄2003 エホバの証人の年鑑
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[22ページの図版]
新設された米国支部委員会,左から右へ: (腰掛けている)ジョン・キコット,マックス・ラーソン,ジョージ・カウチ,マックスウェル・ロイド;(立っている)バルタサル・ペルラ,ハロルド・コーカーン,レオン・ウィーバー,ウィリアム・バンデウォール,ジョン・ラーソン,ラルフ・ウォールズ
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