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家の修理を行なうには?目ざめよ! 1990 | 8月22日
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家の壁も定期的に検査してみる価値があります。割れ目や湿気,またレンガとレンガの間のモルタルの欠損がないかどうかを調べます。風や雨や霜の相乗効果で,壁の防水材となるモルタルその他の封水剤が剥離することもあるのです。もしそのような剥離が生じた場合には,必要な修理をしなければなりません。
家の木造部は,入念な検査を定期的に行ないましょう。ドアの下部や,その脇柱,窓の下枠などをつついて,木が腐っていないかどうか確かめてみます。もし傷みが広い範囲に及んでいるならば,その部分を切り抜いて,新しい木と交換することもできます。少しだけ腐っている所には,殺菌剤を含んだ木材防腐薬を使用できるかもしれません。
室内の湿っぽい,通気の悪い場所では,乾燥腐敗が進みます。この種の腐敗は,漆喰やモルタルやレンガの中にまで広がります。乾燥腐敗の根絶には,迅速で専門的な処置が必要です。さらによいのは,いつも家全体の換気を十分に行なって,乾燥腐敗を予防することです。
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家の修理を行なうには?目ざめよ! 1990 | 8月22日
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[15ページの囲み記事/図版]
レンガまたはブロックの壁の修理
目地の塗り直し(モルタルの目地を修理する)
■ のみとハンマーで,剥離したモルタルを深さ1㌢ほど削り取ります。
■ 塗り直しをする箇所は,モルタルの剥離した断片や塵を固い金属ブラシで払い落とします。
■ 固まる前に使い切れる分量のモルタルを練ります。
■ レンガと下地になるモルタルを水で湿らせます。
■ レンガとレンガの間の割れ目に,目地ごてを使ってモルタルを詰め込みます。
■ 完全に固まらない程度にモルタルが乾いたら,乾いた剛毛ブラシを使って,レンガに付着した余分のモルタルを取り除きます。
表面を一新する
■ ひび割れした,または剥離した漆喰やコンクリートを削り取ります。
■ 壁を濡らします。
■ こてを使って壁に新しいモルタルを塗ります。
■ モルタルがある程度固まるのを待ちます。
■ 仕上げ塗りのモルタルがしっかり接着するよう表面に刻み目を付けます。
■ 仕上げのモルタルを塗ります。
■ のこぎりを引く要領で,長細い板を左右に動かしながら,表面を平らにします。
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