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「あらゆる国民の憎しみの的」エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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さらに,アメリカとカナダの聖書研究者は1917年12月末から1918年の初めにかけて,火のような音信を収めた「聖書研究者月刊」というパンフレット1,000万部の配布に取りかかりました。そのタブロイド版4ページのパンフレットには「バビロンの倒壊」という題が付され,「なぜキリスト教世界は今苦しまねばならないか ― 最後の結果」という副題が付いていました。そのパンフレットは,カトリックとプロテスタント両者の宗教組織が間もなく必ず倒壊する現代のバビロンであることを明らかにし,その内容の裏付けとして,「神秘のバビロン」に対する神の裁きを表明した預言の注解を「終了した秘義」の本から転載しました。裏ページには,崩れゆく壁を描いた生き生きとした漫画が載せられていました。その壁の幾つもの大きな石には,「三位一体の教理(“3×1=1”)」,「魂の不滅性」,「とこしえの責め苦の理論」,「プロテスタント ― 教義,僧職者など」,「ローマ・カトリック ― 法王,枢機卿などなど」といったラベルが付けられており,それらの石すべてが崩れ落ちていました。
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「あらゆる国民の憎しみの的」エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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[648ページの図版]
神の言葉に照らして僧職者たちの教理や慣行を暴露したこのパンフレットが1,000万部配布された時,僧職者たちは激怒した
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