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サモア2009 エホバの証人の年鑑
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そのような伝道者の一人が,ファレアシウに住む,サウバオ・トエトゥという名のいとこに証言しました。やがてサウバオと義理の弟のフィナウ・フェオマイアが家族と共に集会に出席するようになり,真理の側に立場を定めました。
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サモア2009 エホバの証人の年鑑
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[79ページの囲み記事/図版]
「エホバの人」
サウバオ・トエトゥ
生まれた年 1902年
バプテスマ 1954年
プロフィール ファレアシウで真理を受け入れた最初の人。後にサウバオの土地に王国会館が建てられた。息子のタフィガ・サウバオの語った経験
アピアに住む父のいとこが1952年に,ファレアシウの我が家を訪れました。このいとこはエホバの証人と交わっていて,私の父と聖書について話したいと思っていたのです。村に住む親族数人が話に加わることにしました。その話し合いは,土曜日の朝から月曜日の午後まで続き,途中で仮眠を取るために1時間中断しただけでした。その後,週末になるたびに同じような話し合いをし,それが4回続けられました。父はついに,「これで疑問が解けた。これこそ真理だ」と皆の前で述べました。父の家族も,父の義理の弟フィナウ・フェオマイアとその家族も真理を受け入れました。
父はすぐに証言を始めたので,親族は動揺しました。父のことを敬虔なセブンスデー・アドベンティスト派の信者と見ていたからです。親族は父のことをあざけって,“エホバの人”と呼びました。しかし,それは最高の褒め言葉でした。父は小柄でしたが勇気のある人で,明晰な思考力を持ち,話す言葉には説得力がありました。ですから,新たに見いだした信仰について上手に弁明することができました。やがて私たちの小さなグループは,サモアで二つ目の会衆になりました。
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