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ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
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やがて地元の兄弟たちが霊的な進歩を遂げ,増加が見られるようになりました。そうした兄弟たちの一人ジョン・ララードは,難しい状況に直面しました。ジョンが聖書の研究を始めたとき,勤め先の建築会社はある教会の建設を手がけていました。ジョンは,あらゆる方面からの圧力にもめげず,良心上,教会を完成させることはできないという結論を下しました。ジョンは現在,長老として会衆に仕えています。
ヤウ・ニフメドも,重大な決定を迫られました。証人たちが1970年に初めてヤウに会ったとき,彼には二人の妻がいました。エホバのご要求に従うため,ヤウは生活全体を改めなければなりませんでした。今では,ニフメド兄弟と兄弟の一人の妻は共に幸福にエホバに仕えています。兄弟は長老です。集会に行くときは,自分の小型トラックに15人の親族を乗せて行きます。
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ミクロネシア1997 エホバの証人の年鑑
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エホバのみ名がどれほど徹底的に知らされているかを例証する,面白い経験があります。プラシドはある日,川べりに腰を下ろしている一人の観光客に会いました。そこは,最寄りの観光地から何キロも離れており,ここから先は道路がないという所からもかなり歩かなければならない場所でした。道に迷ったのかと尋ねると,その男性は,「いや。ただ,できるだけ遠くへ来て,考えごとのできる静かな場所を見つけたかっただけだよ」と答えました。その観光客に,なぜここにいるのかと尋ねられたプラシドは,自分が宣教者で,エホバの証人であることを説明しました。すると,その観光客は,「何てこった! 僕はブルックリンから来たんだ。あなた方の本部からそう遠くない所だ。あなた方からは逃げられないね」と叫びました。
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